“ジャケ買い”気分で、寄席に行く。

stand.fm

皆さんは、したことありますか？

『ジャケ買い』

レコードやCDなどをジャケット写真（パッケージ写真）だけ見て買うのが“ジャケ買い”。

今はデジタルの時代だから、音楽ひとつを買うのも、ネットでダウンロードすれば完了する。

若いアーティストたちに言わせると「CD発売はダサいからイヤ」なのだそう。

しかし、ひと昔前は“ジャケ買い”だなんてことに興じているヤングカスタマーが数多くいたりしたのでした。

そして、最近の若者のレコード人気に乗じて、この“ジャケ買い”たるハイセンスな遊びが、再び脚光を浴びているとか。

わたしが『すかんち』を知ったのも、中古CDショップでの“ジャケ買い”によるものでした。

その当時、中古CDを専門に扱うお店がまだ街中にありました。

『毎週土曜に米米CLUBの中古シングルを1枚買うこと』

（もちろん、懐かしの8cmのCD！台紙おりたためちゃうヤツ！）

なぜか、それをお決まりのルーティンにしていた15歳のさや香。

一体なんの儀式か、どんな罰ゲームかわかりませんが、そんなことを繰り返すなかで偶然に出会った“すかんち”なのでした。

（いずれにしても、わかりやすく“The コミックバンド”が好きなんだね！）

もちろん、“ローリー寺西”の存在は存じ上げておりました。

金髪に赤い衣装の厚化粧のヤバい人。
“こってりんこ”のCMの人。

ただ、彼がバンドを組んでいたなんて知らなかったのです。

たまたま見かけた2ndアルバムのCDジャケットに一目惚れして、即購入。

「どんな歌を歌う人なのだろう！」

と、胸ときめかせて耳にした楽曲は、ポップでキャッチーで、大変自分好みでありました。

そして、不必要なまでに添加物てんこ盛りの甘ったるいキッチュな歌詞（菓子？）は、わたしのハートにド直球に刺さったのでした。

今は、動画サイトや音声サイトがたくさんあって『曲有りきのCD』という構図で、それらのサイトでバズると“プロアーティスト”と呼ばれるようになる。

音楽にせよ、文章にせよ、情報にせよ、ありとあらゆるものを、良くも悪くも個々人が簡単に発信できるようになりました。

もはや“過当競争”を超えたその向こうの境地に我々は立たされている。“過当競争”さえも、すでに “飽和”という。

そんな中では、売り手は買い手に、ゆったりとした気分で “ジャケ買い”なんてさせている場合ではないのかもしれない。

さて、ココでやっと落語のはなしをしよう。

(また、音楽からの、ロン毛愛を語り出してしまうかもしれないからね！← )

実は落語って、この“ジャケ買い”に似ている。

いや、CDの“ジャケ買い”以上に“ジャケ買い”かもしれない。

定席寄席のプログラム表には、噺家の名前しか掲載されていない。噺家の顔写真も演目名も表記されてはいない。

今のネット社会では、噺家の名前を検索にかければ、顔写真を含むその他の情報を拾うことが容易であるし、出演者の顔付けも各定席寄席のHPにはアップされているので、事前に演者を知ることができる。

が、ひと昔前までは、『その日、寄席小屋に行って今日の顔付けを初めて知る』という状況だったのではなかろうかと察する。

こうも馬鹿みたに“落語”を軸にしてnoteを綴っていると、

『好きな落語家さんは誰ですか？』
『好きな落語演目はなんですか？』
『おすすめの寄席はどこですか？』

なんて質問を最近いただくことが増えてきた。

正直、回答に難儀する。

エラそうに語れるほど“落語”に詳しくはないし(なにせ鈴本デビューしたばかりだし♪)、『落語論』たるものも持ち合わせてはいない。恐れ多いことだ。

が。

そんなわたしでも、ただひとつ、笑顔で回答させていただくとすれば・・・

「とにかく、ピンとを来る高座を“ジャケ買い”してみては？」

ってことでしょうか、ね♪

そのほうがサプライズなトキメキに出会えて面白いかもしれませんからね☆

ちなみに、米米CLUBで好きな曲は・・・

Shake Hip!
(「sûre danse」に代替可)

FUNK FUJIYAMA
（「KOME KOME WAR」に代替可）

STYLISH WOMAN

・・・あたりですね。

あ。もちろん、『浪漫飛行』前提に有りきですよ？

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2021年もまだまだ突っ走ります！
ご参加お待ちしてます☆

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