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長屋の花見と、ブータン王国。




『“水カステラ”でエア乾杯をしつつ、桜を愛でるなんて、まさに【長屋の花見】だねぇ。』


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粋でイナセな江戸っ子の祝宴だなぁ、と思う。

あえての“灘の生一本でないところが、落語らしいし、芸術協会らしいなぁと思う。

小笑師匠、昇々師匠、昇吉師匠、羽光師匠。

真打昇進、本当におめでとうございます!


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さて、“国民総幸福量(GNH)”という概念をいち早く取り入れたのはブータン王国であるという。

“国民総生産(GNP)”“国内総生産(GDP)”に対抗する価値の指標なのだが、まぁ、ざっくりいうと・・・

『幸せってさ、お金だけではかるの違うよね。豊かさって、イコール金ぢゃ無いよね』 という概念である。

詳しく知りたい方は、わたしの拙い言葉では説明しきれないので、外務省のHPをご覧くださいね。


この国民総幸福量(GNH)という考え方には賛否あると思うのですが、これをわたしの主観的な善悪で語ることを、ここでは防ぎたいと思う次第。

善悪では語らないが、好き嫌いで言えば・・・


「好きでもあり、嫌いでもある」
← めっちゃ主観ぢゃん。


国家規模の然るべき政府が絡んでくるから、“足るを知る”という自発的な動きよりも、“足るを知れ”という使役的な洗脳感が否めないあたりが、世論の賛否を産む要因なのではなかろうかとは思うが。

(そう、そこが嫌いなところなんだ、そこが。← 結局黙っていられない。)





古典落語に【長屋の花見】という演目がある。

上方落語発祥で、上方では【貧乏長屋】と呼ばれることが多い。


この演目の良いところは、“発想の転換の有用性”を教えてくれるところである。

【長屋の花見】《あらすじ》とある長屋の御一行が、大家さんの指揮のもと、花見に出かけるという噺。ただ困ったことに、ここは貧乏長屋。店賃(たなちん=家賃)を溜めている住人ばかりで、みな懐が寒い。そこで大家が「花見に行こう!」と景気付けに皆を誘う。「もちろん、酒も食事も用意した!」と、いつになく気前の良い大家。喜んで花見に出かけようとする長屋の住人たちだったのだが・・・


実は、酒も食事も“代用品”なのである。

酒=お茶を水で薄めたもの。
玉子焼き&蒲鉾=大根の漬け物。


今の時代ならば、セレブぶって“ソイミートでマクロビよ”とか、オシャレぶって“グルテンフリーなロハスよ”とか言えてしまう感覚なのでしょうけど。←


食べ物では無いけれど、演目の中では、“もうせん”も“むしろ”で代用している。

“もうせん”も“むしろ”もよくわからないよーって人は、レジャーシートを新聞紙で代用しているくらいのイメージで良いです、ハイ。





わたし、“発想の転換”というものが非常に好きなのです。

前々から言っているように“新宿御苑はわたしの庭”であります。そして、そろそろ銀座のとあるビルの屋上も“わたしのオフィス”になりかわろうとしています。

(ここだけ読むと本当にアブないヤツに聞こえるけど、まぁそういう発想ってハートを豊かにするから好きなんだよね、ってことを言いたいだけなんだけど、果たして読んでくださっている方々にうまく伝わっているのだろうか。笑)

『ボロを着ても心は錦』という考え方は好きで、そんな中から生じる『武士は食わねど高楊枝』という一見矛盾しているであろう発想を抱き合わせて捉えることがまた一層好きだったりするわけです。


実は心に錦を抱いているからこそ、高楊枝ができる気がしているんですよね。


『質実剛健』『品行方正』みたいな、イメージがその根っこにはあるような気がしていて。ただ、それらを国家規模の一大プロジェクトのように扱ってしまうと、何かが違うかなぁと。

大家さんの洗脳は多少あれど、長屋規模くらいの小さな組織で、個々人のうちから発せられるそれに美しい意味があるのだと思うので。

大きな圧力からの集団洗脳は、むしろ貧しいかなと思ったりする。

国民総幸福量(GNH)という概念を用いるか否かは別として、似たような手法で国民の不満の焦点をずらすことは多くの国家が実施している政策ではあるのだけども。



大事なのは、自分自身が確固たる軸を持って、そこから“自分なりのプラスの発想の転換”が柔軟にできることなのだと思っている。

これが叶う人は、どんな状況に置かれても大概幸福感を抱いていたりするものだ。

シアワセの基準なんて、所詮自分の中にしかないのですよ。


「あ、(茶柱ぢゃなくて)酒柱が立ってますよ!」


と言える飄々さが、つまるところ“豊かさ”だよなと思う。




パンデミック後の祝宴。


お花見も自粛要請が発せられる中で、室内に用意された桜の木の演出は、お祝いの気持ちとおもてなしの心に溢れたものだと感服しました。


本物の桜を愛でながら、エア乾杯の“水カステラ”、最高ですね!


(ちなみに、“水カステラ”は【禁酒番屋】に、“灘の生一本”は【ちりとてちん】などの演目に登場するお酒です)


ニクい演出、まさに“落語然”としていて良いなと、シアワセな気持ちになりました。


改めまして、真打昇進のみなさま、心からおめでとうございます!

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あ。タイムリーに『ブータン 山の教室』たる映画が公開されたみたいですね。笑

ご興味ある方はぜひ♪

もし、観たよって方がいらしたら感想も教えて欲しいです。

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