見出し画像

なにっ? 木馬亭で!?

人が倒れたって!?

あぁ、ドラマの中の話です。
フィクションです。
ご心配なく。

さっき、再放送の『特捜9』Season2 #9を観ていたら 、がっつり『木馬亭』が事件現場となっていた。

わたしは落語をメインで楽しむタイプなので、浪曲や講談のイメージが強い木馬亭には未だ足を運んだことがない。


しかしながら、『港家小ゆき × 沢村美舟』のタッグは可愛らしくて、とても良い♪(もちろん、大好きな連雀亭で拝見している)

姐御肌の小ゆきさんの浪曲と、それに合の手を入れる三味線の沢村美舟ちゃん。この美舟ちゃんの合いの手がたまらなくかわいい♪

男性にも女性にもおすすめだし、初めて浪曲を聴く人にもわかりやすい話が多いので入りやすいような気がしている。

お二人とも、写真より実物の方が綺麗だからぜひ間近で観ていただきたい。


今しがた調べていたら、木馬亭では割とアイドルたちのライブも行われているみたい。

そして、これまた今しがた知ったのですが、『木馬亭』の名前の由来は、大正時代にメリーゴーランド(木馬)を客寄せのために設置したことによるらしいとか!

なんて、お洒落で粋なのだ!

しかし、木馬以前は、昆虫展示を目玉にしていたとか・・・。当時は、昆虫の剥製展示も目新しくて集客できたのでしょうが、なんとなく、萎えちゃう。虫・・・ニガテ。涙

経営ビジネス的には、メリーゴーランドに変更して正解だったと思う。

それにしても、木馬亭とか、凌雲閣とか、鹿鳴館とか、この文明開化時期にできたものって、なぜかすごく胸踊る。

それは、当時の人々が新しい時代に胸踊り、西洋の風に憧れ、期待や希望を見出していたことへの思いが強かったからかもしれない。

『特捜9』の木馬亭では、浪曲ではなく、真打昇進披露興行をまもなく控えている落語家・春楽亭柳三氏(よくできた名前である。笑)が、落語演目の傑作人情噺『芝浜』を演っていた。

そして、事件も少々『芝浜』をなぞらえて進んでゆく。うん、この時の脚本家さんか演出家さんは、相当な落語ファンとみた。

春楽亭柳三氏は結局、真打昇進披露興業をおこなうことが出来ずに、20年頑張ってきたのに真打になりそびれてしまった。

今、実際にこのタイミングで真打昇進を迎えている落語家さんが何人もいて、彼らの真打昇進披露興業や公演の、延期や中止が多発している。まさにタイムリーな話題過ぎて、なんとも言えない気持ちになった。

きっと、『特捜9』Season2 #9 の再放送を決定した人も、落語ファンで、芸のお仕事をしている人たちのことを少しでも多くの人々に意識してもらいたいと思って放送してくれたのだったら嬉しいなぁと思う。

・・・それにしても、こんな美しく輝くスーパームーンを見つめながら、緊急事態宣言を聞く日になろうとは。



↑ 気に入ってもらえたら、フォローしてくれると嬉しいです。

500円あればワンコイン寄席に行けちゃうんです☆もっと落語や寄席に行って、もっともっと楽しい記事を皆さんにお届けします♪