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普通に生きてたらコーヒーのことなんてどうでもいい。

バリスタだから気づかなかったんだけど、普通に生きてたらコーヒーのことなんてどうでもいい。

先日、自分の友達にある疑問を投げかけた。
(インスタやTwitterで答えてくれた方々もありがとう)

「どうしたら一手間かけて缶コーヒーやインスタントコーヒー以外を飲みたいと思う?」
その答えに俺はびっくりした。
正直に言うと知ってはいたけど、予想以上の結果に驚いた。

大体の人の答えはこうだ。
「コーヒーをそもそもそんなに飲もうと思わない」

これがお茶大国日本の現実である。

俺はこれを聞いてとても驚いた。
そうか、この人たち別にコーヒーファンでもなければ、飲もうともそんなに思わないんだ。

今まで僕がどれだけコーヒーの飲み方や、コツを唱えた所で響く人が少なかったわけだ。

だってそもそもコーヒーに興味ないんだもん。
ほんと、今までなかなか気づけなくてごめんみんな。

コーヒーネタに反応するのはすでに確立されたコーヒーファンかサブカル好きか業界の人間くらいだ。

どおりでコーヒーが親しまれないわけだ。
知ってはいたけど、思ったより業界としては深刻だ。

じゃあどうしたらいいんだろう。
疑問に思ったのでもうそのコーヒーに興味ない人たちに尋ねてみた。

答えは結構、日本的な答えで嬉しかった。

なのでいくつか抜粋する。

「好きな子とか彼女が家にくるってなったら、一手間かけて一緒にコーヒー飲みたいと思います!!飲んだ事ないけどパッと出せたらカッコ良さそう!」

「苦いのが苦手だからデザートと合わせたいし、カフェとかの方が優しいあじ。でも来客が来た時に美味しくおもてなしとしてコーヒー淹れたい」

「歯が黒くなるから飲まなかったけど、知人とともにコーヒーを作った時は美味しく感じた」
等々。
それ以外にも答えてくれた人たち本当にありがとうございます。

そう、オモテナシである。
滝川クリステルである。

彼らは自分が飲まなくとも、人には少しばかりでも良いものや美味しいものを出してあげたいと思っている。
また、友達とするたこ焼きパーティーや鍋パーティーのようにメインのたこ焼きのクオリティよりもその過程を友達と共有し楽しむ。といったプロセスに価値を見出す人もいるようだ。

すっかりコーヒーオタクになってしまった俺には意外にも盲点だった。

やっぱり業界の人間たちはどうもこの辺の人たちには親切に目を向けてないように思う。
「興味ないなら、俺らの言ってることわかんないっしょ?」そんな声が聞こえる気がする。
そしてドンドン独りよがりに突き進み、さらに開いていく業界人と未開拓消費者とのギャップ。

俺の価値観では、頂点に登り詰めるよりもそういった人らに寄り添い、手助けする方がよっぽど価値がある。

彼女にカッコつけれる未来も、友達と楽しめるティータイムもすぐ叶うようにしてあげる!

あとブラックコーヒー苦くて飲めないなら、砂糖をたくさんぶち込んだらいい!
意外にも俺も砂糖を結構ぶち込むよ。
そしたらみんなもカフェインのパワー使えるでしょ?
カフェインの健康への影響とかは諸説あってよくわからないけど、とりあえず脳みそシャキッとするぜ!

美味しく入れる方法でも、美味しい飲み方でもなんでも気軽に聞いてほしい。

だからちょっとだけ俺の戯言にこれからも付き合ってくれたら嬉しいと思う。
いつもみんなありがとう。

ぶっちゃけこの文読んだコーヒー業界の人らお得だな?一般の人の真理を伝えたぞ?
今やるべきは有名バリスタ監修をうたうよりも、もっとリアルにレベルを落として、せっかくできた第3の波に乗せてあげるべきだと思う。

え?なんでリュック背負ってコーヒー淹れてるかって?
そんもんはユルっとやるためだよ。

Kota Noguchi


#普通のコーヒー再定義革命 #コーヒー #オタク #スペシャルティコーヒー

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