1日

今日も無事に乗り切った
仕事終わりの缶コーヒー
飲んだ後に吐くため息に
1日のモヤモヤを吐き切りたい
今日がこうやって毎度毎度
終わりを迎えてしまう
家に帰ろう、寝るだけの空間
安らぎを得るには暗すぎる部屋
夏は暑ければ冬は寒すぎる
扉を開ければ吐き切ったモヤモヤが
足先の方から浸食していく
描いた未来は明日を殺さないために
温もりのない飯も未来を見捨てない為に
何の為に生きてるかなんて
誰一人知りはしない
何の為になんて傲慢だ
自分が少しでも笑えることができたなら
終わりを迎えたことに十分の意味がある
TV番組が賑やかしい
また来週だと告げて終わる
僕も今日に乾いた別れを告げる

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