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楽園BGM3 アデル「21」(ロンドン・イギリス)

さあ、そのまま音楽紹介に移りましょう。今週の楽園BGMはそのアデル(Adele)です。iMacの登場よりわずか10年前の1988年に生まれ、2011年、彼女が21歳の時に発表された「21」は世界的なヒットとなり、3000万枚以上のセールスを獲得した。イギリス・ロンドンの生まれ。世界のエンタメの中心地は、間違いなくアメリカである。アメリカであるのだけど、イギリスという土地は日本国内で言えば東京に対する関西のように、要所要所で素晴らしい才能を生み出す。ビートルズ、クイーン、オアシス、レディオヘッド・・・。そして、その世界的スターの末席にアデルも2011年に加わった。それだけ爆発的に売れたおかげで疲れて台北の静かな宿にいる僕の耳にまで届いたわけだ。

アデルは、聴くとわかる通り、ソウルミュージックの影響を受けているが、私が思い起こすのはイギリスのこれまた世界的に有名なミュージシャン、ケイト・ブッシュである。ケイト・ブッシュとアデルは、音楽性も世代も違うし、違うところを挙げた方が多いと思う。ただ、両者ともロンドンあるいはその近郊で生まれ、確固たる才能があって、極端にセックスアピールすることもなく、等身大の女性としての気持ちを背伸びせずに歌い上げてる。そんなところがどことなく繋がる。とにかく初めて聴いても心地よくすっと耳に入ってくるし、何度聴いても飽きない。本当に素晴らしいミュージシャンだ。

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