見出し画像

小学生にクロールを教える3つのポイント〜水泳指導歴28年のプロスイミングコーチがぶっちゃける〜

GWも終わり、あっという間に6月になり、小学校では水泳の時間が始まります!
水泳楽しい💕と言う子もいれば、プールが嫌だから学校行きたくない😢という子もいます。

スイミングスクールに通うには、他の習い事で時間がなかったり、保護者がスクールへ連れて行けないなど通えない環境があるご家庭もありますよね。

今回は、理由がありスイミングスクールに通えない保護者さまにも知っておくと、家族でプールに行ったとき、または家でも練習できるクロールの3つのポイントについてお話をしていきます。


こんにちは。水泳指導歴28年の楽泳スイミングのプロスイミングコーチ中原です。
お子様と友達のように遊ぶ顔もあれば、お兄さんのように「一緒に頑張ろう!」と引っ張る顔、お父さんのように見守ったり、叱ったりする顔、いろんな顔を持ちながら、お子様の成長を真剣に考えています‼️

中原コーチのレッスンは分かりやすいと言われる水泳の指導をブログでお伝えします♪


水泳は身体に優しく、心身の健康に良いスポーツです。

しかし、クロールは初心者にとって最初に覚える泳ぎなので難しいと思ってしまうことがあるかもしれません。

この投稿では、小学生の子どもにクロールを教える際に、保護者が押さえておくべき3つのポイントを紹介します。

ポイント1: 呼吸の仕方を教える

鼻で吐いて、口で吸う

クロールを泳ぐ際には、呼吸法が非常に重要です。

ただし、水中での呼吸の仕方は普段無意識に行なっている呼吸や深呼吸とは違います。

深呼吸→鼻で吸って、口で吐く
水 中→鼻で吐いて、口で吸う

この呼吸の仕方ができず、失敗し水を飲み、泳ぎたくない!に繋がります。


ぶくぶくパッ!

よく「ぶくぶくパッ!」と言いながら練習をしますが、このぶくぶくパッ!の意味わかりますか?

そして、意味をお子様に伝えれていますか?

ぶくぶく→鼻から吐く
パッ! →口で吐いて、反動で吸う

パッ!は吸うです。吐いた反動で吸うのが正しいです。

よくパッ!と吐いておしまい。つまり、鼻でも口でも吐いておしまいなので、苦しくなることがあります。

パッ!と言われれば、吐いてしまいますよね。なので、ちゃんと吐いた反動で吸うということを理解しないと難しいです⤵️


継続して呼吸を行う

気持ちよく25m泳ぐためには、いや12.5m(プールの半分)を泳ぐためには、呼吸を何回かしなければいけません。

お風呂や桶に水を溜めて、「ぶくぶくパッ!(吸う)」を楽に何度もできるように練習をして、出来た✌️と思うまでやりましょう。理想は楽に10回‼️

家で出来たら、プールでも出来るかもしれません。
家で出来ないことは、プールでは出来ません。

家でできる呼吸の練習の動画はこちら👇

ポイント2: 腕の動きを正しく教える

腕を回す

クロールを泳ぐためには、正しい腕の動きが必要です。

しかし、難しく考えることはなく腕を肩から大きく回すようにしてみてください。

例えるなら

アンパンマンがバイキンマンにパンチをする時、腕をぐるぐる回す感じ😁

分かりやすい?かどうかは別にして、お子様にもイメージしやすい表現があったら僕にも教えてください!


けのびを意識した手回し(腕回し)

クロールの練習をすると、両手をぐるぐる回してしまうお子様が多くいます。

腕を回すことはいいのですが、水の抵抗を受けたり、バランスを崩す原因になってます😱

そこで、気をつけてほしいのが、

けのびのように両手が揃ってから、もう片方の腕を回すこと
ゆっくり腕を回すこと

このポイントはクロールの習いはじめのときだけ気を付けてもらったらいいです。

最初のうちはバランスが取れないので、腕を回すとカラダがグラグラして水の抵抗を受けたり、泳ぎづらくなります。

バランスを保つために、けのびを意識させてください。


前から後ろに手を動かす

前に進みたいなら、手を動かすのは横に動かすのではなく、後ろに動かした方がいいですよね♪

落ち着いて考えると分かるのですが、バランスが崩れるから、速く泳ぎたいからと思うとどうしても手をぐるぐる回して、後ろに動かすことを忘れてしまいがちです。

ゆっくり、前から後ろに動かせば、進んでいきます。

家でも練習できます。

①バンザイをして立つ
②片手だけ、上から下にゆっくり動かす
③下まで動かしたら、太ももにタッチする
④動かした腕の肩が少し後ろに動いていいので、楽に腕を上まで戻す

立って練習するので、泳ぐときと違って腕の動きを意識しやすいのと、自分の目で腕の動きを確認しやすいので、オススメです!

ちなみに腕の動かし方に慣れてきたら、動画のような練習もするともっと上達します。

ポイント3: 足のキックを練習する

まずは太ももから大きく動かす

クロールを泳ぐためには、正しい足のキックも必要です。

大事なことを言います!

膝を伸ばしてキックして!のコーチの言うことは聞かなくていいです。
(結構、衝撃的な発言‼️)

膝を伸ばそうとして、ぴんと力を入れて動かしても前に進まなくないですか?

ムチがしなるようなキックをしようと言ったりするに、膝を伸ばしてキックしてと言う。

どっちなんだ?

膝が曲がってキックしている人は、太ももが動いていない人が多くいます。

まずは、太ももから大きく動かすことを意識してください。

見本を見て、家で練習して、同じことをプールでも行ってください。

水を足の甲で捉えることがわかります。


蹴り幅をリズム良く動かせるように狭めていく

太ももから大きく動かすことができたら、太ももは意識しながら蹴り幅(足を動かす幅)を狭めていきましょう。


足の甲で水をあてる

太ももから動かせても、足の甲に水をあてることができないと進みません。

これも分かりやすい練習方法があります。

布団の上、またはクッションを置いて足を動かす

①うつ伏せになる
②足の甲が下に向くようにして足を動かす
※足首が曲がっていると、つま先が布団や床にあたるので間違いに気づきやすいです。


まとめ


小学生の子どもにクロールを教える際には、呼吸法、腕の動き、足のキックの3つのポイントに注目することが重要です。

保護者は、子どもに正しい技術を教えることで、安全かつ効果的にクロールを泳ぐことができるようになります。

ぜひ、この記事を参考にして、子どもと一緒に楽しい水泳の時間を過ごしてください。


やっぱり、教えることができない!難しい場合は楽泳スイミングを頼ってください🤗

水泳指導歴28年の経験と水泳を楽しんでもらいたい想いで、お子様に泳げる♪水泳って楽しいということを知ってもらうことができます。

詳しくはこちらをクリックしてください👇








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?