人は自分が見たい世界を見ている

見慣れていて、なんの変哲もないと思っている光景も、自分の習慣やクセに影響されており、世界のごく一部しか見ていないのだと思う出来事がありました。

喫煙可能な喫茶店へ

私はタバコを吸わないため、飲食店を選ぶ際も禁煙・分煙のお店を優先的に選んでいます。今日はそんな習慣を少し変え、あえて喫煙可能な喫茶店へ行ってきました。

一人だったので同行者に合わせたわけでもなく、なんとなく、いつもと違う行動をしてみよう。そんな程度の感覚です。

やはり喫煙者が多く、来店客の7割以上がタバコを吸っていました。今のように禁煙・分煙が徹底される前、喫茶店での喫煙率はもっと低かったように思います。タバコを吸える場所がなくなったので喫煙できるお店に集中しているのでしょうね。

タバコ片手に新聞を読む姿

面白い発見がありました。

4人に1人はカウンター脇にある新聞紙を取って席に持ち込み、タバコ片手に新聞を読んでいました。そんな姿を見たのもいつ以来でしょう。

最近のカフェは禁煙もしくは分煙で、皆さんが見ているものはスマホかPCです。妙に新鮮に映りました。

年々、喫煙者数も新聞の発行部数も減少しているのに、今日のお店ではタバコも新聞も健在だったんです。

タバコを吸える場所が減ったもののタバコはやめられず、喫煙できるお店で一服する。ついでに時事ニュースを……と思ってもスマホでは小さくて読みにくいので新聞を読む、そんなところでしょうか。

しばらく見ることのなかった光景です。

自分が見ているのは世界のほんの一部で、身近な場所でも少し行動や目線を変えるだけで違うものが見えてくるのだなと改めて感じました。

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