見出し画像

占いをしてもらったら……

通訳ガイドのぶんちょうです。
外国人の間では「日本に行くときは自分の血液型と星座を知ってから行け」と言われている、なんていうハナシも聞くほど、日本人は占い好きなのではないでしょうか?

神社やお寺でおみくじをひくのも一種の占いかもしれないですよね。一番いいのは「大吉」で悪いのは「凶」で、なんて言う話をすると大抵の外国人観光客も興味津々で「やる!」と飛びついてきます。

わくわくしながら、神社のおみくじの紙をほどく瞬間ってみんな楽しいもんなんです。「わー、これ知ってるフォーチュンクッキーだ!」なんて言われて、え、まあ、そ、そんなところかもと私。神様すみません……。

フォーチュンクッキーと言えば、だいぶ昔AKB48の歌がありました。ノリがいいので私の好きな曲です。ちなみにニューヨークの人たちが踊るこのYouTube楽しいです。


話はずいぶん脱線してしまいましたが、そうそう、占いをしてもらったのです。それも本格的な。

占いって10代の頃は雑誌の後ろのほうについてる星占いは必ずチェックしてたし、朝、出勤前のバタバタしている時間でも、テレビの一日占いで自分の星座の時だけは手を止めて見入ったりして、えー、今日のラッキーカラーはピンクか、やった!などなど、考えてみたらけっこう身近なもの。

男性の方はあまり興味ないなあ、なんてお思いかもしれないけど、いやいや。聞くところによると夜、暗くなってから繁華街に登場する占い師さんたち。ほろ酔いの男性になかなかの人気という話ですよ。


でもでも、わたくし今回はそれなりの金額をお支払いして、ちゃんとした鑑定をしていただきました。特別に深い悩みがあるわけでもなかったので一般的なことを占っていただくことに。

鑑定には3日かかりますと言われて、ウキウキと楽しみに待っていました。そして送られたファイルを開くと、私の職業などの情報は何もお伝えしていないのに「教育や海外に関すること、旅などに関わる仕事が天職」とのこと。

おー、ぴったり!そして自分では全く思っていなかったことですが、指導者向きで人に影響を与えるらしいのです。これは、講師を長年勤めながらも常にこれでいいのだろうかと自問してきた私の背中を押してくれるような言葉でした。

「頑固で義理人情に厚い。損得抜きに人と平等に接してお人好し」と言う部分は、どんなツアー客であっても、受講生でも同じように楽しく接してきた部分の私のことかな。その分なんと「集団のなかで浮きやすい面も」はあ、確かに昔から上からのお仕着せが苦手だったな。


そして、たくさんの鑑定の他に「評価してもらえたことを認めて、自分を褒めてあげることも大切」とのメッセージも。「まっすぐな気持ちで仕事を続けていくことで必ず続けてよかったと思える」と。

この言葉で今までの苦労が吹き飛ぶような気がしたのです。これは占い師の方からの私への温かいメッセージでした。後悔がないと言えば嘘になるかもしれないけど、ああ、これが私の運命だったんだな、道だったんだなと素直な気持ちになれました。占い師さんに感謝です。

たとえ誰であっても、今の仕事をしていて本当にいいのか、このままの人生で本当にいいのかと思うことがあると思います。それでも、日々の仕事や雑用に流され、大変だなと思いながらもなんとか日々の小さな喜びに支えられてがんばり、気づくと軽く10年や20年経ってしまってる。

振り向くことなく走ってきた人生で、自分の心の奥底に眠っていた迷いの気持ち、それでよかったんだよと言ってもらえた気がして、ふーっと安心し、これからもこのまま自分を信じてやっていこうと言う気持ちになれました。

正直なところ、私は少々占いをなめてました。当たるも八卦当たらぬも八卦という気持ちがどこかにありました。でも、私の占い師さんが、私の質問に誠意をもって回答してくださるのを感じ、その言葉は私にがんばる力をくれました。

占い師さんって素敵な職業。人を認め、勇気を与えることができるのは、温かい心があってのこと。そんな方がなれるわけですね。

ちなみに占っていただいたのはNOTEも書いていらっしゃる方。あ、でも彼女のほうは私が誰だか全く知りませんでしたよ。後で、実はねー、私もNOTERですと名乗りました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?