フリーランス初の価格交渉に成功したので、うまくいった要因をまとめてみる。

こんにちは。フリーランスのらっこです。

このたび、フリーランスになって初めて価格交渉をしました。

(これまでの案件は先方から提示された金額で受けてきたので、交渉というステップを経験したことがなかったのです)

で、その価格交渉、とてもうまくいきました。

うまくいったのが嬉しかったので、今後の参考にするために、うまくいった要因をまとめてみたいと思います。

・これからフリーランスになろうとする人
・今フリーランスでこれから価格交渉をする人
・自分の値段というものがどういうふうに決まるのかの世界を垣間見たい人
にとって、何かしらのインプットになれば嬉しいです。

先に書いておくと(相変わらず)めっちゃ長いです。1万字弱(正確には9,946文字)あります。お時間のあるときにお読みいただければ嬉しいです。


きっかけ

きっかけは、こちらのツイート。

ある日いきなり、前職の社長(以下、元上司)から「最近どう?忙しい?」っていう連絡がきました。

いきなりどうしたん・・!?って思いつつも当たり障りない返事をしていたら、「仕事、手伝ったりできる?」って聞かれたんですよ。

ままままままままままままっま!??!?!?!?

まじで!???!?!!???!?

そんなことある!?!?!?!?!?!?!?

いやー、前職から連絡がくることはもう二度と、100%ないと思ってたよ。

私のブログやTwitterを前から読んでくださっている方はよくご存じだと思うのですが、私は元上司にだいぶひどいことを言って辞めてまして。

正確には、辞める頃にはいい感じにして終わらせた(つもり)なんですけど、その半年くらい前の辞めると決めるまでの過程ではだいぶ色々ありました

元上司との面談で「時短なのになんでこんなに時間外まで働かないといけないんですか?これマジ搾取ですよね。人として信じられません」くらいのことを言ってました。

・・うん。若かった。

私が人間として未熟でした。反省してます。

ものには言い方ってもんがあるよね。いまは素直に「あのときは生意気なことばかり言って本当にごめんなさい」と思っています。

話を戻します。

この半年以上、なーんの連絡もなかった前職から突然の連絡が来たのはなぜなのか?向こうの狙いはいったい何なのか?ここで私はどう動くべきか?などなど、いろいろと考えを巡らせました。

ブログやTwitterにも書いている通り、私はこれから資格試験を受けたり、自分の事業の準備をする予定でいるので、6月以降は自分から積極的には案件を探さない予定でいました。

でも生きていくためにお金は必要です。そりゃあ、もらえるなら欲しい。

だから「案件のお声かけをいただけたら、ちゃんと検討して、その都度ベストな選択肢を選ぼう」とも思っていました。

詳細は後述しますが、今回のお声かけについてはメリットデメリットを考えて、とりあえず話を聞いてみることにしました。

結論からいうと、前職からの仕事を引き受けることにしました

金額的にも今の私のレベル感からいくと上出来というか、出来杉くんで怖いくらいです。(なんやその表現)

フリーランスの先輩方からすれば、駆け引きとまでは言えないような内容かもしれないんだけど、私なりには自分のマーケット感覚をフル動員して勝ち取った成果だと思っています。

価格交渉について情報収集したい人にとって、参考になる要素が1mmくらいあればいいなと思って、内容をまとめてみることにしました。

ただ、いかんせん、書きたい内容がリアルすぎる

なんていうか、金額までちゃんと書かないとこの攻防の面白みがまったく伝わらないんです。なので、今回はリアルな私の希望時給まで書いて、元上司との攻防の様子を書いています。

というわけで、申し訳ないのですが、リアルすぎてさすがに身バレしそうなので、回避するためにちょっとここから先は有料にさせてください。すみません。(メンバーシップに参加してくださってる人は無料で見られます)

【余談】ちなみにこの記事は最初250~300円にしていたのですが、ご購入いただいた方々に「この記事いくらくらいだと思いました?」ってヒヤリングしたら、「リアルな心理戦の描写・交渉術・勝ち取るために考えるべきことが学べたので、このクオリティで300円は安い。もっと上げていい」というご意見をいただいたので、メンバーシップの月額と同じ価格:500円に値上げしてみました。

なぜこのタイミングで私に連絡がきたのか?を考える

まず最初に考えたのは「これまで半年間まったくなんの連絡もなかったのに、なぜ私に連絡が来たのか?」です。

ここを考えることからすべてが始まりました。

私の考えた仮説は以下3つです。

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