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夏は「下駄」がここ3年のマイブーム
実家の建替えに伴って荷物を片づけ、相当な断捨離をした2019年。
その時に下駄やら草履やらも随分処分したのですが、何故かこの下駄は気になって、それ以来夏はこの下駄を履いています。
最初は近所履き程度だったのですが、あまりにも快適に過ごせるので、そのうち電車に乗って出かける時も下駄を履いています。
下駄のいい所は、涼しいことはもちろん、身長の低い私にとっては「下駄を履かせる」まさにこれ!背が高くなります。
下駄を履いてウロウロしている女性は珍しいようで、話のキッカケになったり、声をかけられたりします。
洋服を選ばず、なんにでも結構さまになります。
「そのスカートに下駄はパリっぽいね」
なんて事を私の大好きなブティックオーナーに言われたりします。
うれしー、「パリっぽい」は「オシャレだね」と同意語だと解釈してます。
「下駄って、パリっぽいの?」
「パリっぽいよ。でも実際のパリでは、ビーサンかな」
「イタリアっぽい、とは違うの?」
「イタリアだと、そのスカートに素足にローファーとか革靴とかかな」
分かる気がする。
下駄の事を調べてみたら、下駄って色んな種類があるんですね。
駒下駄、千両下駄、後丸下駄、右近下駄、舟形下駄、日和下駄、高下駄、ぽっくり、等々
私の履いている下駄は、千両下駄という種類のようです。
浮世絵にも描かれていて江戸時代からほとんど形が変わっていない履物。200年ぐらい経っても形が変わらず現役で使われている履物、下駄以外に何があるんでしょうね?
下駄は昔話にも登場するんですね。
岡山県に「宝の下駄」という話があるそうです。
親孝行の息子が病気の母の薬代に困って、叔父のところに借金に行ったけど断られ、村の鎮守様に願掛けしたら、ある下駄を授けてくれた。その下駄をはいて転ぶと、そのたびに小判が出てくる。その代わりにだんだん背が低くなる。・・・(話はつづく)
夏の下駄は、お勧めですよ、という話でした。
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