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ギャルの水着で思い出した

中学生の頃、
公立学校に通う私は、どちらかという勉強できる方、いや、元々はお馬鹿の極みだったらしいけど、どうしても制服を着たくなくて、余計なお金がある家庭でもなかったので、唯一ある公立の私服高校に通うために、猛勉強していた。

根が真面目だったから怒られたくなかった。

そんな不良とは無縁な普通の中学生だったように思う。

中2の夏休みに入る前あたり、

当時、やけに背が高くて大人びたギャル。
噂では大学生の彼氏がいるらしかったギャル。
お兄ちゃんが有名な不良で、やっぱりクラスでは少しだけ浮いていて、他の女の子から、ほんのりと、その子のことを「嫌いになる」ということで他の人からバリアを張られてしまっていたギャルが、私に小さく小さく折りたたんだメモを渡してきた、

小さな声で

「よかったら友達になって」と、言い、
アドレスが書いてあるメモを私に渡してきたのだ。

わたし?なんで?の疑問符と、なにか企んでる?の疑心暗鬼を発揮したけど、単純だから、一瞬で、その子のことを好きになってしまった。でもメールしたかは、覚えてない。

最近その子のインスタグラムを見つけて、ちっちゃーい水着か下着かわからん布をのせて、その格好であの可愛い恥じらい方したら世界は君のものだぞって思った。

#日記 #エッセイ #落花生



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