らじくま

神戸の間借りカレー屋のあれこれ

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神戸の間借りカレー屋のあれこれ

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最後の間借り営業を控えて。

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    • 6月の営業とコラボあれこれ

      6月の営業完遂。 麻婆キーマは自分にしてはかなり実験的なカレーで、これまでひたすら「スパイスに慣れてない人や外でカレーを食べてない人でも楽しめるように」ってことを追求し続けたけど、ここらで一回賛否両論あるものを出してみようと思って作ったメニューだった。 結果、予想以上に狙い通りの結果で、 「今までの中でいちばん好き!」 「これを定番メニューにすべき!」 という声と、 「これ麻婆豆腐じゃん」 という声とかなりくっきりと分かれた。 ラージクマールが神戸カレー界で担わないといけ

      • karekaraさん復活と神戸のカレー

        https://youtu.be/P4_HwzxnG0I 「耳ふさぎたくなるようなニュース 例の現場並んだままのシューズ 未来すらクモの巣にからまる 抜け出すため運命に逆らう Motherfucker」 (Fate / ANARCHY) これだけ神戸カレー界が盛り上がってきている今、もう信じてもらえないかもしれないけど、 「神戸はカレー不毛の地」 なんて言われている時期が確かにあった。 特にここ数年は 「えっここが閉店なの!?」 ってカレー屋さんが(理由は

        • 5月の営業とプラチナチキンカレーにまつわるあれこれ

          5月の営業も完遂した。 今月はカレー屋人生におけるものすごいターニングポイントにしようと思っていた月だった。 これまで、 「自分の作ったカレーに、人が長蛇の列を作って一時間以上も並ぶということに対するプレッシャー」 をどうしても越えられずにいた。 カレーをお出ししてお金をいただく以上、 「自信は無いんですけど食べてください…」 なんてことは絶対に許されないのは言うまでもなくて、 ましてや 「カレーを愛してるから、神戸でカレーを1,000円以上単価の取れる位

        最後の間借り営業を控えて。

          2月営業を振り返ってあれこれ

          営業終了。 2月の営業も無事完遂できた。 前回の営業の時にかなり苦しんだオペレーションがだいぶ改善した。 事前に現地で二時間くらいひとりで孤独にシミュレーションした甲斐があった。 「神戸をカレーの街に」っていうテーマでやってるので、たくさんの人にカレーを楽しんでほしいので「カレーの為に並ばないと食べられない」ってストレスは少しでもないほうがいいと思う。ので、数秒でも待ち時間を短縮しないといけない。 今回はオペレーション短縮のために ・2升炊き炊飯器を2台に ・ご飯→副菜

          2月営業を振り返ってあれこれ

          営業前夜のあれこれ

          営業前夜である。 間借り営業、いちおう2年くらいやってるんだけど営業日前日は未だに緊張する。それはもう緊張する。 「仕込み失敗しないか」 「副菜の分量の計算間違えてないか」 「当日、うまく回せるか」 「行列長すぎて間借り先とか近隣に迷惑かけないだろうか」 「長いこと並んでくれたお客さんにがっかりされないだろうか」 これらが頭の中をぐるぐるして前の晩はめちゃめちゃ気に病む。 普通、飲食店の店主って下積みがあって立ち回りのスキルもついてお店持つパターンが多いと思うんだけど

          営業前夜のあれこれ

          いのししカレーあれこれ

          もう最近ずっと猪カレー試作してる(来月の月替わりメニューなのだ)。 ジビエカレーは自分にとってけっこう鬼門で、 去年鹿カレーやったときもすごい苦戦した。 基本的にらじくまのカレーは 「スパイスから作るカレーに慣れてない人にいかにひっかかりなく食べてもらうか」 が最重要テーマになってるので(「神戸をカレーの街に」っていう至上命題を掲げてるので、玄人受けしなくてもいいので普段カレー食べない一般層を獲得しなきゃいけない。このへんまた書こう。)、 『旨味』『まろやかさ』『乳

          いのししカレーあれこれ

          はじめた。

          はじめてみた。 らじくまは 「雑誌とか食べログとか、公っぽい媒体に載ることのない根なし草のひっそりやってるインディーズ系のカレー屋なので、告知やら集客やら人材募集やら間借り先探しやら、全てをSNSでやるしかない」 っていう形態をずっと続けてきたので(最近メディアにも載りはじめたんだけど)、 そういうのとは別に、なんか常々考えてることとかをエッセイ的に書く場が欲しいなーと思ってたのだ。 「別に見られてもいいけど、大々的にインスタとかの告知用アカウントと同じ場所で書くのはな

          はじめた。