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The Genius SQUARE の考察(2)

(1)からの続きです。

数学的に美しい割り付けの一例を、図として示しています。
橙、緑、水色、黄緑、黄色の5個のダイスを、図のようにエリア割り振りすればダイスセット7個が完成します。

*もちろん、これらダイスのエリア割り付けを、美しくしなきゃいけないなんて規則はありません。いくらでもバリエーションが可能です。こんなにもきれいにしないで、もっとバラバラ感を演出してもいいわけですし。
実際にゲームの作者さんがどうしたかに関しては、ここで論じるつもりはありません。

実は、この考察を終えて、自分のノート(紙)に記録してからおよそ1か月くらい後、製品が展示されている店舗を見かけました。
そんなわけで、じっくり7個のダイスを観察して個人的にそっと答え合わせを行ってきました。
さすがに、この場はインターネットですので、その結果は一切お話しできません。秘密です。ここでは言えない事情をどうかお察しください。

追伸:
先日の記事「Genius Star」の時にも書きましたが、ヨーロッパ地域での販売担当となったのは、私が大好きなベンダー会社のSmartgames社さんです。
こちらのゲームにも全く同じようなルール変更を行っております。
https://www.smartgames.eu/uk/one-player-games/genius-square

ルールの微細変更は、比較的小さなピース、つまり正方形1個、2個、3個をくっつけたカタチに限っては、次の命令アリナシで、上手な人と、下手な人とでハンディキャップをつけて遊ぼうよ、という考え方です

★ハンディキャップ命令
上手な人に対しては・・・・
正方形1個&2個&3個に相当する、小さめのパズルピースは、互いに線で接してはならない。点だけで接するのは許す。
さらに、soso (やや上手くて、やや下手)中間的な人は・・・・
正方形1個&正方形2個に相当する小さめのパズルピースは、互いに線で接してはならない。点だけで接するのは許す。

これで、家族全員で楽しめますねって、そんな心遣いがルールブックに書いてあります。本当にこまやかな心遣い。やっぱりいいぞSmartgames社!
でした。

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。