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呑み方の流儀~雷蔵Style

最初の乾杯はコロナビールで。
ちょっとオシャレに決めたいところ。
立って飲むのがコロナの行儀です。

カットしたライムは絶対忘れちゃダメだ。
ライムリキッドじゃ、ちょいと物足りない。
必要以上に大きいライムもイカンデス。
ちょいっと瓶に押し込めるサイズがイイネ。
あの瞬間が、コロナの醍醐味だと思うのさ。

コロナを飲むのに、グラスは要らない。
瓶にダイレクトで、ラッパ飲みがデフォルトだ。

ゴクゴクと勢いよく飲むのではなく、ゆっくり味わいながら。
ペース配分は、酒飲みにとって、重要な戦略ポイントだ。
酒に飲まれない自制心を持とう。

ここで軽くツマミをオーダーしたい。
ミックスナッツはプレーンなソルトで。
チーズ系も悪くないね。
お通しのある店では、スタッフにお任せします。
おススメの奴をチョイスしてくれるはず。

余程、空腹でなければ重い食べ物はおススメしない。
手っ取り早く効率良く酒を回したいのであれば軽めのスナックで良い。
肝心なのは、如何に酒を美味しく飲めるかなんだ。
満腹中枢が刺激されると酒の味が解りにくい。

コロナの瓶が空いたら次のドリンクへ。
180度回って、重めの黒ビールにしよう。
ギネスがスタンダードかな。

冬場のギネスは、常温が飲み頃だと思う。
冷えすぎると折角の口当たりが残念になる。
上物の赤ワインを冷やして飲むのと同じくらい野暮だ。
常温の黒ビールは、はしゃぎ過ぎず口の中で溶けていく。

黒ビールを飲み干せたなら次の一杯はちょっと厄介。
お財布と気分次第で選択肢は変わる。
厳しいときは無理せず早めに切り上げよう。

ちょっと財布に余裕があるならウイスキーのロックを嗜みたい。
最近は、バーボンよりスコッチが気に入ってる。
特に、樽の香りの燻る奴が、たまらない。

ちょっと試しに、ジャパニーズウイスキーも良いだろう。
日本産のウイスキーは、角だけじゃない。
まあ、山崎や白州は、ちょっとお値段がね。

そんな方に、おススメなのが富士山麓ですな。
お値段の割に、良い仕事してくれますよ?
度数も50と、ガツンと来る感じが良い。

そろそろ、仕上げにかかろうか。
極端な嗜好なので、ハードな奴にしよう。
ラフロイグ辺りが面白い。
その香りは、正露丸並みのインパクトを誇る。
だけど、慣れてしまえば癖になることだろう。

フィニッシュにアイリッシュを、という選択肢もある。
でも、例えばジェイムソンでラストにする酒飲みがいるだろうか。
きっと、物足りなさをカウンターに置き去ることになるはず。

まあ、グダグダと書き綴ってみたが、参考になるかは解らない。
自分なりの楽しみ方があるのなら、余計なお世話だろう。
お気に入りのスタイルを見つけるまで、試行錯誤しよう。

酔いちくれの戯言なのだから。

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