見出し画像

【元Fラン大学生が教える】心理学レポートの書き方

◆諸注意

・この記事では筆者の経験に基づいた体験談を記述しています。
・対象はレポート作成指導を受けていない、大学1年生、2年生です。教員からレポートの書式に関して指導があった場合は必ずそちらにしたがってください
・単位取得の保証などは出来かねますので、ご理解の上お読みください。


◆基本的なルール

【レポートとは感想文ではない】
レポートとは実験・観察・調査などを実施した研究を整理し、それを基に自分の考えを主張する場である。
つまり、「楽しかった」「興味深かった」「共感した」などは書くべきことではない。

【レポートには書式がある】
レポートには基本的に書式が定められている。1年生だからといって、書式を無視したレポート提出を認めていることもあるが、安易にこれに乗るべきではない。
なぜなら、3年、4年次に行うレポート・研究ではほぼ確実に書式やフォーマットが定められているからだ。これは、卒業研究が稀に学会発表されることに通じている。各学問には中心となる学会があり、指導をしてくださる先生方もほぼ例外なくその学会に所属している。心理学の場合、日本心理学会がそれであり、そこで定められている書式はその学問の共通言語といってよい。
早晩それに慣れておくことは卒業研究のトレーニングを早くから開始できるということでもあるのだ。卒業研究などでは学会の論文を読む機会が多いが、自分の過去のレポートとそれを比較して、何が足りていないのかを発見することが出来れば、卒業研究をスムーズに進めることができる。
心理学論文の書式に慣れることは、今だけでなく未来への確実な投資といえる。

【レポートの基本ルール(書式の一部)】
1.文章の文体は「である」調で、体言止めを使わない
2.文章に口語表現を使わない。
3.1人称は「筆者」や「著者」を用いる。「私」や「僕」を使わない
4.一桁の数値は全角で、二桁以上の数値は半角で記す。小数点以下は二桁までを基準にする(例「N=4」、「453人」、「SD=(.29)」)。


ここまではレポートの書き方に関して包括的に話をしてきました。
ここからは、心理学論文の書き方を具体的に書いていきたいと思います。

◆心理学レポートに書かなければいけないこと

ここから先は

4,432字 / 4画像

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?