いつもと同じ一歩で来園

待たせてすまない、焼き菓子を焼いていた、これで明日の楽しみが増えたところだ。

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色彩は褪せているが、そこに色は存在する。

音は幸せを思い返す一時が永遠と時間を止めていて、

足は焦ること無く一時を踏みしめているような。

黒の風船を左に、

優しく白い綿菓子を右に、

ゆったりと廻る淡いメリーゴーランドを

ゆとりあるベンチから見ていたい。


そのベンチから、斜めの観覧車は見えるかい?

あの観覧車は乗り物では無いんだ。

刻を知らせる大きな時計さ。

まぁ余り気にした事はないんだけれど、

そうゆう物として存在している。


何か飲まないかい?

私のお勧めはチャイ。一緒に1つ頼むよ。


小鳥が降り立った所は、

決して派手ではない噴水。

それが奏でる音と輝きは、

一定のリズムを刻み続けている。

流れる底にはたくさんの色が沈んでいる。



その日は、

木漏れ日に包まれていたような

雨が降り注いでいたような

葉が吹き荒れていたような


ぼんやりと陰っていたような気もする。

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