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自粛大学生のナイトルーティン


夜。シャワーを浴び終えると、とりあえず牛乳をコップになみなみ注いで一気に飲み干した。お風呂上がりの冷たい牛乳は実に美味しい。五臓六腑に染み渡るとはこの事だ。

実を言うと私は圧倒的牛乳信者であり、牛乳が家にないと落ち着かないと言う病的な領域にまで達してしまっている。とりあえず牛乳さえ飲んでおけば風邪など引くはずがないという牛乳に対して謎に厚い信頼感を抱いている。

そして毎日の習慣である英会話のレッスンを本日も受講する。25分間フィリピン人の先生と教材に沿って英語でレッスンを行うのだが、これが1レッスン約125円から始められてとてもお得である。毎日続けることが何より英語力を維持できる方法だと考えているので、下手に月数万円払って週に数回英語教室に通うよりはこのオンラインレッスンの方がコスパが良い、というのはあくまで私の考えである。

帰国子女であるにも関わらず自分は特に英語をぺらぺらと話せるわけでもなく、基本中の基本の会話であれば困ることなく話せる、程度である。本日行った英語でニュース記事を読みそのことについてディスカッションするという授業ではまあ自分の語彙力の無さに絶望さえした。そもそもニュース記事の意味を完全に理解できなかったため自分の意見をいうも何もないのだが、とりあえず自分の知っている単語と文章をツルツルな脳味噌から絞り出して講師に問われた質問に答えていった。

フィリピン人の講師は優しい人ばかりで、私の文法ぐちゃぐちゃのわけの分からない主張も笑顔で受け入れてくれる。彼女らは日本人にもわかりやすい英語で話してくれるため、自分も英語を話せるようになった気分になるのだが、いざ実際ネイティブの人たちと話してみるとちんぷんかんぷんである。結局私は話の内容が理解できずに笑顔でうんうん、と頷き相槌をうつことしかできなくて、その方に申し訳ない思いをしたという経験が今までに何度あったことか。

しかし英語は好きなので、いつかネイティブの人たちと対等にお話ができるように私はめげずに英語の勉強を続けたいと思う。日本にいると帰国子女というだけで、すごい、英語話せるんだ、と、みんなから好奇の目で見られるのだが、実際そんなことはない。しかしそんなことないよ、と謙遜してもせっかく褒めてくれている彼女らにも失礼なので、そのような話題になったらなんとなくそらすようにしている。人間関係とは難しいものだ。

レッスンが終わると夜食がてらおにぎりを作ることにした。中身は梅干しの、至ってシンプルなものだ。冷凍庫に眠っている小分けされたご飯を取り出し、電子レンジの中に放り投げて解凍モードのボタンを押した。

しかし電子レンジに関しては人類による世紀の大発明と言っても過言ではない。冷たい食べ物をたったの数秒間で温かくできる機械などいったいどこの誰が作ろうと考えたのだろうか。私は電子レンジを作った人に感謝しつつも、ご飯の解凍を待った。

待っている時間は暇なので体についた肉を少しでも落とそうとスクワットをしたり、ジャンプをしたりしてみた。(ダイエットを諦めた者の最後の足掻きである。)

そんなこんなで今日も1日が終わろうとしている。明日は珍しく大学に予定があるので、久々に化粧とおしゃれをする。そのため今日は少し早めに眠ろうと思う。(とか言いながら結局YouTubeとTikTokループに陥り夜更かし不可避ルートを辿ってしまうのは目に見えている。)ひとまず、おやすみなさい。みなさん、良い夢を見てください。(_ _).。o○

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