見出し画像

どろどろ

だいじょうぶ?なにかあったの? そんな言葉が欲しくて今日も薬を飲むの。気づいて欲しいだけ、やさしくされたいだけ。きみのためなら死ぬことだってできるよ、たぶんだけど。ブロンも、お酒も 飲めば楽になる。無理やり抑えて苦しくなって、心臓が痛くて辛くて心地がいい もっと痛くして もっと殴って。わたしパパのことだいきらい、早く死んで欲しい何度も何度も願った、そう思ってたはずなのに、どうして辛いんだろう、パパが死ねば皆幸せそう思ったのに、おかしいな。はやくなぐってよ、もっと使って。くるしいから、痛みで誤魔化したくて この複雑な感情を、言葉に表すことが出来ない不快感を 埋めたくて。
初めてのあの感覚を求めてる、ずっとずっと探してるの。もう戻れはしないのに。わかってるよ 
あの娘のスーサイド。早く私も、なんて不謹慎なこと考えてしまう。わたしも誰かの永遠になりたい、きみの心に脳内に直接刻みたい 私を忘れないで。泣きながらベランダで話したことも、ビデオ通話をしながら足を切ったことも、きみが死ぬなんていうから私も泣いちゃって。ぜんぶぜんぶ大切な記憶なの薄れることなんてない。私を永遠にしてよ。痣だらけの体を傷だらけの足を撫でてよ。俺、痣すきだよ、なんて嘘ついてくれるきみが大好きだった。周りの女の子と違う汚いわたし、少し好きになれた気がしたんだ。初めてのタバコも君とおそろいならうれしかった。また抱きしめてよ、撫でてよ、ずっと待ってるんだよ。しにたいのにご飯を食べる、明日のために薬を取っとこうなんて、矛盾してるよね。ばかだなあ
でもね、きょうはひとりじゃなかったよ。きみと一緒に泣けたよ。おねがい、わたしのことひとりにしないで。孤独にしないで 私のこころも、のうみそも、早く埋めて。どろどろにとかして

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?