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拝啓、天使になった君へ

3時50分、深夜なのか早朝なのかなんとも言えない時間。付けっぱなしになっていたスマホが暗闇の中いいライトになっている。 ここも知らない天井だ、大好きなアニメの真似事をしてひとり呟いてみた。本当に知らない場所なら良かったのにね、起きたら生きてて草 きみの口癖 タイムラインに流れてくる度 あ、今起きたんだ なんて思ってたよ。きみはとても大きなものを抱えていて それはきっと苦しくて耐えられないものだったんだね。1歩踏み出せてしまうほど辛かったんだよね、それ程までの希死念慮を隠し持っていたきみが 草だなんて言葉を使うのが似合わなくて気に入ってたんだ。少しの期待を込めてTwitterを更新する いつもみたいに呟いてよ、きみが新しい言葉を紡いでくれるのをまってるの。抜け殻となってしまったアカウントだけが残っていて 何度も何度も覗きに行ってしまうよ。LINEのトーク、消さなきゃ良かったな。最期の会話 ごめんねで終わらしたくなかったよ。つい電話もかけちゃうよ、辛いよ、寂しいよ、いやだいやだいやだ。あぁ、わたしのしんぞう、もっていっちゃったんだね。きみに握られてると痛くて苦しくて嬉しい。囚われてしまいたい 永遠となったきみへ、隣になんて言わないから その隣はあの娘の為に空けとくから せめて近くに行かせて。はやく迎えに来て、連れて行って、おねがい。わたしまちきれないよ。高いビルやマンションを見る度に思うんだ きみは天使になったんだなって。わたしに、呪いかけてよ 貴方のこと忘れない呪い

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