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はきだす

水色、ぴんく、ほんとは私ぴんくが良かったんだけどなあ。ゆらゆらと煙がゆれる、陽炎そのものだ。ぐりぐりとわたしのうでにおしつけて、パチンと割れた水膨れと私の血がぼたぼたと地におちる。あーあ、可愛い白のセーターよごれちゃったね、まあぴんくになったからいっか、だなんて誤魔化して。君と私の極彩色。わたしまけちゃったな。わたしの汚い腕なめてよ、はやく。ね。
ジェラピケの似合う女の子になりたかった、クラスで噂のあの子になりたかった、アイプチしてないあの子に、くそくそくそ。お気に入りのパンツに赤いしみなんて。羽なんて私から膜が剥がれて剥がれて剥がれ。て。く♡可愛いピンクの部屋に君を呼ぶ、ねえ、しよーよ。飛びっきりの思い出つくろうよ。肌と肌を合わせてね。コデインでしか味わえない幸せがすき、偽物だけど、それで満足できちゃった、お手軽な安い女ですわたし。はあ、君とおそろいほしかった

そんなことかんがえて、また、すって、はいて。

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