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少しでも温かい気持ちになっていただけるような詩を重ねていこうかなと思います。「余白のある日々」「ユメミルヒト」のような作品をこちらでも生み出していこうと思います。
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#日記

僕を僕たらしめていたもの

僕の人生は その大半を 恋で占めていたと思う。 音楽への恋 書くことへの恋 あの人への恋 音楽や書くことへの愛情の根源のほとんどはきっと あの人への恋だったりして 良くも悪くも 僕は普通の人間だった。 僕という人間を定義づけるため あれやこれや仲間と酒と語り明かしては その度、僕にはやっぱり何もない そう思わされる日々 恋をしていると 僕はこの世界でその人においてだけ 特別でいられるなんて 安心感を覚えたことはなくて いつも何かに怯えていた。 服装から体型、髪型まで

正方形

正方形の模様たちが 複数合わさって 不思議な形に見せたら、また 正方形になっていく。 ルールがあってきっとその枠組みからは出れない。 過程は様々でも 最後にはそこに収まっていく。 僕はそんな全てが 美しいって思う。 僕の周りは皆そうだ。 収まらなきゃいけない ジレンマや葛藤が 色鮮やかに過程を彩って 美しい正方形を魅せている。 美しいみんなが幸せになればいいと思う。

歌唄い

夢を追う人たちがいて 僕は傍でそっと眺めてる。 生きる意味を見出すのは 難しい。 その時その時で のらりくらり変わっていってしまうから。 永遠の愛を誓ったあの日が いい思い出と笑えているなら良いのだけれど どうしようもない後悔もまた抱えている。 そんな全部を歌う。 その時に込められた言葉を 一文字ずつ歌に変えると 今度は記憶に変わる。 不思議と懐かしい気持ちになる。 物語も終盤に差し掛かって 終わりたくない気持ちと 今への充足感を感じながら終わったら 見えてくる。

失意表明

財布を落としてしまった。 今後もうお酒は飲むまいと決意表明を 乾杯の席でしている。 僕みたいな人間に プラダは勿体無い。 首から下げられる ビリビリと開け閉めする財布できっといい。 そう 失意表明を乾杯の席でしている。

僕のことを酷く酷い奴だと思って欲しい。 また 自分の行いに 後悔する日々。 繰り返し 繰り返し 決して変わることもなく 徒然とそこにいる。 僕のことを酷く酷い奴と扱って欲しい。 きっと変われない。 表と裏。 君にしかわからないこと。 僕にしかわからないこと。 きっとどこまでも僕は僕のことだけを見てる。 きっと君は僕だけをちゃんとを見てる。 そして僕はその視線にすら気付くことはないんだから。 僕は酷く酷い奴でありたい。

深い夜

深い夜。 iPhoneから 静かに流れる ちょっと解像度の低い音楽が 今の僕にはちょうど良い。 明日も誰かの記念日で 僕にとっても大事な1日だと分かっていても 眠りにつくことが困難であることがよくある。 眠らなければいけないのに 眠れない。 でも次第に着実に音楽が 美しくなっていく。 現実と夢の境をゆらゆらする時の 音が好き。 お酒を飲みながら聞く音楽に似ている。 美しい音に触れている。 幸せな深い深い夜。

止め処ない毒。 じわじわと着実に苦しい。 息の仕方もすっかり忘れて 水に溺れるよう。 相手にモヤモヤするのは 僕にモヤがかかってるから。 解毒剤を飲んで 僕は声を上げる。 ああ、出何処は僕だったんだ。

ロックスター

僕が憧れた ロックスターは とびっきりの声で歌う。 難解なメロディもさらっと。 子供の頃に秘めたおまじない。 いつかの夢に焦がれてる。 歌を歌う 詩を書く 全部あの時のこと。 今、 憧れてた姿が目の前にあった。 かき鳴らすギターに胸が熱くなった。 高校生から変わらず 心躍らせてくれる ロックスターがいた。 誰かにとって一番の ロックスターがいた。

回帰線 はじめに

間違えてきてしまったこと。 それを手放そうとしたこと。 すべて静かに貴方の中に帰ってゆく。 暖かな思い出となって 僕たちの心を支えるものになっている。 貴方が観てきたもの 貴方が触れてきたもの 貴方が読んできたもの 貴方が聞いてきたもの すべて光。 これから起こる事もすべて光。 読み終わった時 僕と貴方の光が重なって 僕たちだけの光になる。 すべて光になっていることを。

メロディに

笑えばいい。 叫べばいい。 讃えればいい。 歌えばいい。 自由でいい。 シンプルで 何も難しくない。 僕にも出来るかな。 出来ないかな。 これでいいのかな。 これじゃいけないのかな。 全部がメロディに変わってること。 僕が気付こうとしなかったこと。 これからのこと。 笑いあえるということ。

火を灯す

人のことを好きになり 静かに落ち着き 離れていくことを 繰り返す日々。 どうしても忘れられない人。 静かに落ち着く前に 離れて行ってしまったあの人。 火が灯ったら いつかは消える。 決まっただけの薪を丁寧にくべて 静かに燃える火を 消さないように大切に育てる。 火を灯すことに意味がある。 火を灯したから君と歩める。 本当の君に出会える。

穏やかに暮らす

穏やかに暮らすために 深呼吸をする 吸い込んだ空気を全身で感じる 血の巡りを感じながら 生を実感する 穏やかになる 息もつかない時のこと ちょっと反省する 一呼吸さえできない月光と夜 ごめんなさい 今、深く吸い込む。

no title

「潮の音と眠りたいの 冷たくって少し寂しいから」 ようやく秋の毛布とマグカップが馴染んでくるね 穏やかな時間は静かに眠ってる 大それた事じゃないけれど大事な秘密 静かに囁く子守唄 静寂のオーケストラは宙を舞ってる 僕だけの時間に名前がつけられない僕 お気に入りの小さい絵画は目立たないところにある そこに不意に目がいく 僕らは静かに笑い合う 行方がわからない言葉をそっと拾い上げてくれる 平凡を愛してくれる君がいる 光 君 影 静寂にしかない音がある 僕だけの時間に名前

意味があるのか

毎日何かしらを書いています。 でもそれに意味があるのかと言われれば うーん、ないのかもしれません。 正直この世の中にさして不満もございません。 買い物をしようと思えば ネットレビューに頼りながら 時よりみる酷評レビューを冷ややかに最後まで読み切っては 自分の罪をそっと代弁者に 着せているだけ。 自分の心の置き場所がうまいのかもしれません。 上手くやれすぎているのかもしれません。 きっとこんな人間のSOSなんて 届かないのかもしれません。 それはまだきっと僕が大丈夫だから。