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少しでも温かい気持ちになっていただけるような詩を重ねていこうかなと思います。「余白のある日々」「ユメミルヒト」のような作品をこちらでも生み出していこうと思います。
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感じる

幸せを感じること。 気付かされた18の春。 そこからずっとそんな風に生きている。 いや 生きようとしている。 時々僕のハリボテは崩れ その度必死に立て直しても 日が昇らぬ朝はその作業に心を折る。 薄っぺらい表現を積み重ねて積み重ねて その先に本物があると信じることは とても苦しいけれど きっとある。 醜過ぎるこの世の中で 一つ一つ本物に気付き そばにいるように。 優しく抱え上げる。 僕が僕を 君が君を 感じる。 深呼吸をして音楽を聴いて 命を感じて。 明るくなっ

僕を僕たらしめていたもの

僕の人生は その大半を 恋で占めていたと思う。 音楽への恋 書くことへの恋 あの人への恋 音楽や書くことへの愛情の根源のほとんどはきっと あの人への恋だったりして 良くも悪くも 僕は普通の人間だった。 僕という人間を定義づけるため あれやこれや仲間と酒と語り明かしては その度、僕にはやっぱり何もない そう思わされる日々 恋をしていると 僕はこの世界でその人においてだけ 特別でいられるなんて 安心感を覚えたことはなくて いつも何かに怯えていた。 服装から体型、髪型まで

正方形

正方形の模様たちが 複数合わさって 不思議な形に見せたら、また 正方形になっていく。 ルールがあってきっとその枠組みからは出れない。 過程は様々でも 最後にはそこに収まっていく。 僕はそんな全てが 美しいって思う。 僕の周りは皆そうだ。 収まらなきゃいけない ジレンマや葛藤が 色鮮やかに過程を彩って 美しい正方形を魅せている。 美しいみんなが幸せになればいいと思う。

しずかなほし

朝目が覚めて早々にタバコに火をつけた くぐもった声と飲みかけの缶ビール横目 忙しない日々と裏腹 抱え込む夢の一欠片 だらしなくも畳まれた洋服の上に腰掛けて息を吐いた 理想の自分には 程遠くてもやっぱり 眩しくって敵わない 薄暗く敷く一枚の布の隔たり ゆったり 呼吸に耳をすます 雨の音に身を委ねる しずかなほしに 近づいていく 理想なんて 最初からなかったかのように しずかなほしは やってくる しずかなほしが わたしの居場所 しずかなほしに 生きていく

歌唄い

夢を追う人たちがいて 僕は傍でそっと眺めてる。 生きる意味を見出すのは 難しい。 その時その時で のらりくらり変わっていってしまうから。 永遠の愛を誓ったあの日が いい思い出と笑えているなら良いのだけれど どうしようもない後悔もまた抱えている。 そんな全部を歌う。 その時に込められた言葉を 一文字ずつ歌に変えると 今度は記憶に変わる。 不思議と懐かしい気持ちになる。 物語も終盤に差し掛かって 終わりたくない気持ちと 今への充足感を感じながら終わったら 見えてくる。

馳け廻る 同じゴールを目指して 何度でも 馳け廻る。 馬鹿らしいけど愛らしい血液は 欠かせな僕の一部で その細胞一つ一つ何を考えているかなんて 皆目見当もつかない。 時間を超えることのできない彼らに 時たま告げ口してやろうとも思うんだけど 言葉が通じないしなあ。 公園で怪我をした少年の血液に 僕は同胞の死を感じた。

失意表明

財布を落としてしまった。 今後もうお酒は飲むまいと決意表明を 乾杯の席でしている。 僕みたいな人間に プラダは勿体無い。 首から下げられる ビリビリと開け閉めする財布できっといい。 そう 失意表明を乾杯の席でしている。

目を覚ましたら始まってしまう この想いをなんと名付けよう。 幸せかな。 と違う君は言って見せたけれど 到底そうは思えないな。 僕の願いは目に見える気持ちだけ。 そうして、 君にとっての僕も違う君になっていったんだろう。 1年かけて、10年かけて、100年かけて、 必死になって探したところで 見つかりはしないのに。 だって答えなんてないのだから。 旅に出よう。 全てが違うものと変わったこの世界を 始まりから繋げてやろう。 流れていく時間を抑えていこう。 そして 僕の

僕のことを酷く酷い奴だと思って欲しい。 また 自分の行いに 後悔する日々。 繰り返し 繰り返し 決して変わることもなく 徒然とそこにいる。 僕のことを酷く酷い奴と扱って欲しい。 きっと変われない。 表と裏。 君にしかわからないこと。 僕にしかわからないこと。 きっとどこまでも僕は僕のことだけを見てる。 きっと君は僕だけをちゃんとを見てる。 そして僕はその視線にすら気付くことはないんだから。 僕は酷く酷い奴でありたい。

深い夜

深い夜。 iPhoneから 静かに流れる ちょっと解像度の低い音楽が 今の僕にはちょうど良い。 明日も誰かの記念日で 僕にとっても大事な1日だと分かっていても 眠りにつくことが困難であることがよくある。 眠らなければいけないのに 眠れない。 でも次第に着実に音楽が 美しくなっていく。 現実と夢の境をゆらゆらする時の 音が好き。 お酒を飲みながら聞く音楽に似ている。 美しい音に触れている。 幸せな深い深い夜。

ジャズ

気だるさを抱えながらも 体の意志に従って 身支度をすっと終えたら 今日も家を出る。 意味はない。 生きていくため。 今日もただ働いている。 一瞬一瞬の無意味に見える時間をただ懸命に生きている。 ああ。 夢。 苦節の日々に いつかそんなものも失ってしまった。 今日はちょっとコンビニで贅沢なチーズケーキなんて 買ったりして。 もう戻らない愛の片鱗を抱いて今日も眠った。 即興を奏で続けるジャズレコードが妙に心地いい。 ああ。 今。 どこへ向かうかも分からない幸せを

朝焼け

夕焼けが 薄着の木の合間を縫って溢れてる 綺麗な色の君 複数の色を反射してる 言葉にできない言葉が次から次へと溢れても 声にはならない 遠い日の回廊 子供の頃の思い出を沢山詰め込んだ宝箱は 実家の隅に大切に置いてあった 実を落とす柿の木 悪戯好きの君と僕 鬼ごっことテラスの傾斜 ぶら下がった筆箱 机と一週間 夕暮れに睨み合う 言葉にできない言葉たちを 必死に文字に起こす 声にならない声を 必死に文字に起こす そこにあった僕だけの感情 僕だけの心がそこにあった  

止め処ない毒。 じわじわと着実に苦しい。 息の仕方もすっかり忘れて 水に溺れるよう。 相手にモヤモヤするのは 僕にモヤがかかってるから。 解毒剤を飲んで 僕は声を上げる。 ああ、出何処は僕だったんだ。

ロックスター

僕が憧れた ロックスターは とびっきりの声で歌う。 難解なメロディもさらっと。 子供の頃に秘めたおまじない。 いつかの夢に焦がれてる。 歌を歌う 詩を書く 全部あの時のこと。 今、 憧れてた姿が目の前にあった。 かき鳴らすギターに胸が熱くなった。 高校生から変わらず 心躍らせてくれる ロックスターがいた。 誰かにとって一番の ロックスターがいた。