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朝焼け

夕焼けが
薄着の木の合間を縫って溢れてる

綺麗な色の君
複数の色を反射してる

言葉にできない言葉が次から次へと溢れても
声にはならない


遠い日の回廊
子供の頃の思い出を沢山詰め込んだ宝箱は
実家の隅に大切に置いてあった

実を落とす柿の木
悪戯好きの君と僕

鬼ごっことテラスの傾斜
ぶら下がった筆箱
机と一週間

夕暮れに睨み合う
言葉にできない言葉たちを
必死に文字に起こす
声にならない声を
必死に文字に起こす

そこにあった僕だけの感情
僕だけの心がそこにあった  

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