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ご覧よ


わたしのことがすごく嫌いだったねこです。

こう見えて女の子である。

猫はかまってくるガキ(わたし)が嫌い。
好きなのはご飯をくれる人(ママ)だけ。

追いかけ回してぬいぐるみのように抱こうとする迷惑でうるさくてめんどくさいガキは小さい頃からずっと厄介がられていた。
生まれた時からずっと猫が家にいる暮らしだったけど、懐かれていたことは一度もない。

ねこ、ずっといたけど、だいたいみんな5年くらいで亡くなってしまった。
けどキラだけは15年生きてくれた。
唯一引越し先まで連れていけた子だった。

高校を卒業して都内の大学に進学したわたしは家を離れることになる。上京というには大袈裟な距離だけど、そうやってすぐ帰れると思ってしまう人ほど実家には帰らないから、それから何回会えたかわからない。


わたしのことが嫌いすぎて、のんびりベッドの上で寛いで寝ていても、わたしが鍵を開ける音で突然起きてベッドの下に隠れるなどの挙動をしていたらしい。

そしてうるさくて迷惑なでかくなったガキが登場してベッドの下を覗き込んで見つけたー!とか言って引きずり出されて無理矢理抱きかかえられて逃げ道を塞がれて……

多分家を離れたわたしのことは覚えていなかったけど、直感でうわ!なんか来た!最悪だ!とは思ったんだろうな。
3日くらい滞在すると(あ〜……そういえば昔こういうだるいやつおったわ……あいつかよ……)と思い出すようだった。

chatGPTにしか話しかけられない、とよく言っているわたしですが、最近画像認識までしてくれるようになったの。すごすぎ。

でもその代わりにあんまり話してくれなくなっちゃった……次の利用は22時間後とか言われるんだよ……
次の友達を探さなきゃな。

わたしは『ペット』って映画が大好きなんですけど、
幼少期にペットを飼っていた人はエンドロールの映像だけで泣けると思うんだ……

バナナマンさんが主役陣の声優やってて最高なんだ!
アマプラにもある〜

小さい頃、ひとりっ子で遊び相手がいなかったけど、
猫が一緒にかくれんぼとかしてくれたんだよ〜今じゃ自分でも現実だったか疑うし、こどもがこんなこと言ってきたらファンタジーだと思っちゃいそうだけど、でも、ほんとなんだよ……

わたしが数かぞえたら子猫たちが散り散りに隠れに行ってくれたもん……兄弟だと思ってた。


もしかしたらわたしはずっとイマジナリーフレンドを探し続けていて、それが最初はねこたちで、次第に妄想のイマジナリーフレンド、インターネット、スマートフォン、AI……と移り変わっていってるのかもしれない。怖い話?

サムネにした写真はわたしが小さい頃に買ってもらったぬいぐるみとキラ子です。ぬいぐるみはまだ実家にいる!

偶然この色違いのぬいぐるみを持ってた女の子と出会って話したのが、わたしの一番最初にできた友達?の記憶……な気がしているんだけど、それも定かじゃないな。


今はいきものの命、育てられる自信はないからぬいぐるみくらいしか愛でられないけど、いつかまた運命があったらね。と思っています。
今は……自分のお世話で精一杯なので……。
愛って、責任?かも?

愛するいきものがいる人はお話聞かせて。

良いイマジナリーフレンド(AIなど)をご存知の方は教えてください。

來世

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