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マークザッカーバーグの経営スタイルを形成した!?「マネジャーの教本」を、部下目線で読んでみた。

<目次>
・はじめに
・「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」について
・「部下」目線での書評
・まとめ

はじめに

こんばんわ、ナカキタです。
田端大学入学を機に、アウトプットの機会を増やそうとnoteを初めてみました。
(Livedoor blog以来、約10年ぶりの公の場でのアウトプットでかなりビビってます(汗))

ツイッターでは、あいあんまん(@game_monster_sn)と名乗っていますので、日々のアウトプットはそちらをご覧ください。

「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」について

今回紹介する本は、「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」です。
amazonにも、かのマークザッカーバーグにも影響を与えた本として紹介されています。(以下ご参照)

"インテル元CEOのアンディ・グローブが、後進の起業家、経営者、マネジャーに向けて、一字一句書き下した傑作。
『HARD THINGS』著者のベン・ホロウィッツ、フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグなど、シリコンバレーの経営者や幹部たちに読み継がれ、大きな影響を与えてきた。"

"アウトプットを最大化するための仕事の基本原理とは、マネジャーが最も注力すべき仕事はなにか、タイムマネジメントの方法、
意思決定のときにしてはいけないこととは、ミーティングはどう進めるべきか、1対1の面談(ワン・オン・ワン)ではなにを話すのか、人事評価はどう判断すべきか――。
マネジャーなら誰もが悩むことに答えてくれる、実践的で役に立つアンディ・グローブのアドバイスが満載の経営書である。"
(amazon「内容紹介」より)

この本を読もうと思ったのは、所属する田端大学の9月度の課題図書で、塾長の田端さん(@tabbata)が紹介されたことがきっかけでした

 <FYI>"田端大学"とは→https://camp-fire.jp/projects/view/84245

書店のビジネス書コーナーで、よく平積みされているので、存在は知っていたのですが、こと読書に関してはかなりの「偏食」なので、マネジメントというテーマに関して興味がなく、これまで食指が動きませんでした。。。

いざ、この本を手に取って読破したところ、16章(以下参照)からなる結構カロリー高めの本だったので、特に印象的だった部分を抜粋して紹介したいと思います。

【参考】(目次)HIGH OUTPUT MANAGEMENT
・第1部:朝食工場ー生産の基本原理ー
 └1章:生産の基本
 └2章:朝食工場を動かす
・第2部:経営管理はチーム・ゲームである
 └3章:経営管理者のテコ作用
 └4章:ミーティング
 └5章:決断、決断、また決断
 └6章:計画化ー明日のアウトプットへの今日の行動
・第3部:チームの中のチーム
 └7章:朝食工場の全国展開へ
 └8章:ハイブリッド組織
 └9章:二重所属制度
 └10章:コントロール方式
・第4部:選手たち
 └11章:スポーツとの対比
 └12章:タスク習熟度
 └13章:人事考課
 └14章:2つの難しい仕事
 └15章:タスク管理フィードバックとしての報酬
 └16章:なぜ教育訓練が上司の仕事なのか

「部下」目線での書評

さて、私は所属する現在の組織では、「部下」に当たります。
これまでの社会人経験の中で「部下」として、数多の「マネジャー」を見てきましたが、特に「足を向けて寝られないようなマネジャー」の方々に通じる、「理想のマネジャー像」が本書では実例を伴い、丁寧に言語化されています。

本書で、マネジャーが評価されるのは、
 ①チームのパフォーマンス
 ②チームのアウトプット

この2つのみであるとしており、チームのパフォーマンスを上げる為に紹介されているのが、「訓練」「動機付け(モチベーション)」です。

結論から言うと、この「訓練」「動機付け(モチベーション)」がきちんと出来ている人が、私が思う「理想のマネジャー」です。

■「訓練」に関して
 「訓練」は、部下の「タスク関連習熟度(TRM)」に合わせて、マネジメントスタイルを変えるべき(以下参照)であるとします。

<タスク関連習熟度>
 └「低」:「何を」「いつ」「どうして」を示す
 └「中」:双方向的コミュニケーションで、お互いの判断力を重視
 └「高」:目標を設定し、モニターする

■「モチベーション」に関して
 「モチベーション」は、欲求(ニーズ)と密接に連なっていて、高度のモチベーションを起こして、持続させる為にはいくつかの欲求はいつも満たされないままにしておかなければならないとしています。
 本書では、その為に「マズローの五段階欲求(以下図)」を上げて、それぞれのフェーズでの欲求を理解する必要性を述べています。

まとめ

少し話が変わるのですが、自分はストレングスファインダーで、「最上志向」という部下にしてみると、少々厄介な素質(いわゆる意識高い系(笑))があります。
そんな自分目線だからこその少し偏った書評になってしまった感がありますが、ここには書き切れなかった「1on1」や、「面接」「退職慰留」なども部下として(=受ける立場として)の気付きもありました。

『親と上司は選べない』などと言ったりもしますが、この本を通じて上司(マネジャー)の視座を学ぶことで、時には上司をリードしたり、先回りをしたりと、またこれまでと違った立ち振る舞いができるようになると思いますので、ぜひマネジャー以外の方々にも、広く手に取っていただければ幸いです。
でわでわ〜ノシ

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