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ジーク、ジオン!

マーケティングの前半部分のセールレターの5話目。

『そこのBBA若いハンサムを押し倒せ!』
『何かお困りごとでは?』お客さんの(実はあなたの)問題を探す。
『どうやって解決するんですか?』問題の解決案を考える。
『本当にできるの?アンタなんかに。』あなたが解決できる証拠を見せる。

「ん。じゃあ話聞くわ。」コレまで。

本日は、『商品の紹介』。

ジオン軍のモビルスーツ

 『ジオン軍のモビルスーツ・ザクを生産していたのはジオニックという会社です。ジオニック社はジオン公国に拠点を置く機械メーカーであり、ジオン公国で最も古くに創業した企業、という設定があります。その名前からしても半官半民の、ジオン公国最大級の企業であろうことが伺えます。ジオン軍もまた複数の企業に要望を出し、コンペを経て採用していた、という設定をとっています。

コンペで争ったであろう形跡がアニメでちらほら見受けられます。モビルスーツのコンペなのですが、ジオニック社製ゲルググとツィマッド社製ギャンとの争いです。他に例を挙げるとザクやグフ、ゲルググなどはジオニック社、ドムやギャンはツィマッド社の製品とされています。また他にも水陸両用モビルスーツ・ズゴックやモビルアーマー、ビグロやザクレロを生み出したM.I.P社があります。』経営ハッカー様。

 あなたは、自社製のモビルスーツをジオン軍に販売する使命を帯びたセールスマンだ。

 モビルスーツを自ら操縦できるわけもないし、プレゼンのために高コストなシュミレーションをするわけにはいかない。セールスレターで商品の説明をしなければならない。


 どうやって売り込もうか?あなたならどうする?

顧客はこう思っている。
『どんなMSを売りに来たのか?いくらぐらいだろう?勝てるのか?』

商品の情報

 素材・重量・サイズ・匂い・製造者・希望価格・デザイン・希少性・速さ・強さ・故障の少なさ・大気圏突入能力・ステルス性・相手に与える精神的影響も考慮したデザイン。燃料面の活動限界。基本の装備火力・搭載できるオプション・搭乗員の制限体重・通信設備の精度・新規性・製造までの日数・

 スペックの表示は絶対に必要。

 価格の問題
 ランニングコストの問題
 納期の問題
 短時間で修理ができるか
 交換部品はあるのか?
 他社との比較

ガンガン細かいとこまでメモしよう。


その商品がいかに素晴らしいのかを説得するのではない!

 あなたは分厚い製品資料を作るように言われて徹夜したかも知れない。そのスペックが全てにおいてライバル社のMSに優っているか(あるいは劣っているか)よりも大事なことがある。

後でその商品が、いかに見込み客の問題を解決し(期待以上の効果をもたらし)得るかについて示さねばならない。

それができるのなら、必要以上のスペックは無駄になる。それを下げることによって見積もりは大きく下げられるだろう。

セールスレターに記載できるのは限られた情報だ。必要な情報を伝えるには不必要な情報を伝えないことも。

 ジオン軍が抱える問題やそれへの解決は散々、考えてきたではないか。

相手が望むモノは何だったか?

ミノフスキー粒子の常態化によって、長距離砲撃力よりも白兵戦に特化したサーベル兵装の方が良くないか?

愚鈍な国連軍製MSを少しだけ上回ったら、それで良くないか?
量産に対応できる方が良くないか?

アズナブル様がお使いになるとなれば、特別デザインとカラーリングも必要になる。

セールスレターに全てを載せられるわけでもない。特に商品紹介に割くスペースは少ない。だからこそ、セールスレターでは鮮烈な印象を与えたい。

実は、製品の種々・細々な商品のメリットやベネフィットについては次項でやる。
しかし、商品に関するベネフィットは考え続けねばならぬ。楽はできない。

しつこいぐらいの行数を使って。(だからこそ、ここではシンプルで良いでしょう)


 商品紹介

 商品名 有人操縦式/人型機動兵器 ゲルググ MS-14S

 定価 (値段が張るものは、値段はまだ出さない方が良いでしょう。)

 色   ダークピンク
 素材  超硬スチール 鋼鉄 FRP性
 付属品 ビームナギナタ
 高さ 19.2メートル
   重量 42.1t
    ジェネレーター出力 1440Kw
 商品の写真

pixiv様無断掲載

 大体、この程度の情報を出しておく。

今回は本編は以上です。

追※私が嫌いな話をしておきます。

セールスレターのスキャホールドには

AIDMA    
QUEST
PASONA
CREMA 

のパターンがある。多分、もっとある。ググって。

これらは、人が勝手に提唱しているコンセプトなのだが。

取り扱っている商品やサービス・はたまた価格によって変わってくるし、時代や状況によっても変わるはずだよねえ。

 細かいことをやりたがる人もいるが、マーケティングに詳しくなってもろくな事にならない。そもそも時間が勿体無い。ハッピーハックの観点からは、あなたの好みや商品に合うスタイルをアバウトに決めてやってみて。どんどん違う形も試して欲しい。大事なのは、さっさとやることだ。面倒なことは先生方に任せて、あなたは自由を手に入れねばならぬ。あなたが求めるものはビジネスの成功ではなく、月120時間拘束で毎月手取り30〜50万円なのだ。マーケット道を極めても、いや極めたら確実に不幸になる。貴女は美味しい道を歩くのだ。小金を作ったら、こういうことは人に任せて。


次回から、みんなが好きな美味しいとこです。もう少し頑張ろう。

最後まで、お読みくださりありがとうございました。  

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