病み鍋デパス

幼少期に、女の子になりたいというバグが発生してしまった男。 ぽや〜っと思ったこととか、…

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幼少期に、女の子になりたいというバグが発生してしまった男。 ぽや〜っと思ったこととか、愚痴とか、深夜暗い自室で思い出したトラウマのこととか。 pixivの方にも同じ名前で時々書いた物を投げてます https://www.pixiv.net/users/21851415

最近の記事

来世に期待して首を吊ったとして

「もっと容姿の優れた人間に生まれたかった」「もっと金持ちの家に生まれたかった」「発達障害なんて持っていなければ」「別の性別で生まれたかった」  ㅤそんな風に嘆く声が、最近SNSで散見される。気持ちは分かるし、私もそういったことは常々思う。特に最後に至っては、本当に、思わない時間はない。 ㅤこう思っている人々が口々に言うことがある。死は救済というものだ。こんな人生(自分)はさっさとやめてしまいたい。来世に期待、という人も居る。 ㅤ個人的には、それは少し違うと思う。そういう風に

    • VR睡眠依存症闘病生活一日目

      ※当記事では、VR睡眠文化ならびに紹介させていただいたワールドを侮蔑する意図はございません ㅤ皆様はVR睡眠を経験したことがあるでしょうか。重いHMDを被ったまま床に就く、一見異常行動であるVR睡眠。しかし、VRChatterからしてみれば特段珍しいことでもないでしょう。一部には、この魅力から逃れられなくなってしまった方もいらっしゃることかと思います。私もその内の一人です。通常の睡眠であれば徹夜は覚悟の上、運良く眠りに就けたとしても中途覚醒を繰り返す。完全なる依存症。このよ

      • 【Hazbin Hotel】ヴェルベットについて思うこと

        皆様こんにちは。雨乃 傘改め病み鍋デパスです。今回は、ハズビンホテルのヴェルベットについて感じた違和感と、シーズン2でこうなったらいいなという願望を込めた記事になります。 人形の悪魔で、チームVeeのファッションデザイナー兼インフルエンサー。 オーバーロードの会議では、保守的なオーバーロード達(カミラとゼスティリアル)に一石を投じる革新派である彼女。年長者に振る舞う態度は無礼に映りますが、彼女の発言は真に迫るものであり、カミラとの舌戦では彼女の弱点を的確に突いて顔を顰めさせ

        • ゴーゴーカレー美味い

          皆さんこんにちは。雨乃です。 今日は用事で秋葉原に行ったので、せっかくだしゴーゴーカレーを食べてみました。 別にゴーゴーカレーの本拠地が秋葉原という訳では無いんですが、秋葉原にやたらゴーゴーカレーの店舗が多いので、勝手にゴーゴーカレーは秋葉原のイメージが付いてる私です。 ところで皆さん、カレーを食べる時、お米は左右どちらにしますか? 私はいつも左側です。理由はというと、日本の正しい配膳の位置が、主食が左手前であるからです。(カレーライスを和食と呼ぶには無理がありますが) し

        来世に期待して首を吊ったとして

          雨ちゃんと合い挽きハンバーグになりたい

          私達が出会ったのはこの街だったよね、ピ。皆からは私達のことどう見えてるのかな? カップル? セフレ? それとも二人してこんなナリだから、今からトー横に行く悪い子供達? それとも、可愛い女をナンパしてるいけ好かないスカした地雷男とか? あの日みたいに。冗談だよ、ピ。そんな悲しそうな顔しないで。大丈夫、愛してるから。 私達は、自分で毒を盛って、無意識に他人に助けを求めてた。 でも、そんな私達を助けてくれる人なんて居るはずもなくて……だから、私達はここに居る。 最後は一緒に死の

          雨ちゃんと合い挽きハンバーグになりたい

          男の子として生まれた、スカートに憧れる女の子

          世の中には、少し人と異なる形で生まれて、普通の人には簡単に出来ることが出来ない方々が沢山います。 例えば、目が見えなかったり、声が出せなかったり、耳が聞こえなかったりなどです。 見る、読む、話す、歩く。 私達が普通に行えていること、それがしたくても出来ない人というのは、確かに存在するのです。それによって、諦めなければならない夢も、その人達の数以上に存在するわけです。 障害を持って生まれた方々と私を同列に扱うのは、人によっては許し難いことかもしれませんが、私もまた、その一人で

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          性自認が父を殺した話

          「入学おめでとう!」 と、笑う両親の笑顔に返す笑顔は、申し訳ないことに引き攣っていて。 僕に手渡された中学の制服。 朝から晩まで泥とシンナーと汗まみれになって働いている父さんが稼いだお金で買った、制服。これから始まる中学生活。 言えないな。 僕が着たいのはこれじゃないだなんて。 言えないな。 これから始まる中学生活が憂鬱だなんて。 私、少し黙って。耳を塞ぐ僕を、父さんと母さんは不思議そうに見ていた。 朝、夕、春、夏、秋、冬。僕は歩く。蘭服を着て、通学路を歩く。女学生のセ

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