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6日進んで1日休み

桜が散ったら夏が来るんですか?春着ようと思っていたカーディガンたちが、本当に日の目を見ない日々です。

唐突に週休1日の生活が始まり、正直心が追い付かない。日曜以外毎日ある授業と最低週3のバイト、1年間生活リズムはニートだったおかげで本当に無理。朝に起きるのも支度も通学も、毎日はしんどい。

とは言っても、大学に通う以上やらなければいけないし、もっと言えば、社会人になってもやらなければならないので、今から慣れさせようと必死です。フル出席は無理だろうけど、単位は絶対に落とさない。

リアルの生活は齷齪やってますが、趣味は潤沢な近頃。新しくハマったジャンルもあるので、色々まとめの記録です。

[本]

八本脚の蝶/二階堂奥歯

積読本の消化!買った当初に途中まで読んで飽きてそのままだった本を、通学に便利な文庫本だからという理由で引っ張り出したら、記憶にあるよりうんと面白かった。前半の服にコスメに展示会に、毎日趣味に奔走して人生を謳歌している日記が、後半になるに連れ、どんどん切羽詰まっていくのが辛かった。最後の方は自分の言葉より引用が多くて、ギリギリな精神面がよく分かって泣きそうだった。『卒業式まで死にません』と一緒に、ずっと大事にし続けます。

少女コレクション序説/澁澤龍彦

積読本の消化2!これも『八本脚の蝶』が読み終わって、文庫本だから引っ張り出した。これと同時に買った『少年愛の美学』が意味分からなすぎて、これも嫌厭してたけどこっちは面白かった。『脳漿炸裂ガール』のマルキ・ド・サドが、作家でサディスティックの語源であることをこれで知った。髪型的に音楽家だと思ってた。横顔でカメオに使われるような画像ばかり出てくるから……。あと「ポー」「エドガー」が同じ箇所に書かれてるから、『ポーの一族』かと思ったらエドガー・アラン・ポーの話だった。

眼球譚/ジョルジュ・バタイユ

多分インスタで見つけた読書系メンヘラさんの投稿で知った。題名に惹かれてメモっておいたら、『少女コレクション序説』でバタイユさんが触れられていて、それを機にようやっと読んだ。面白いか面白くないかはよく分からないけど、牛乳の入った器に浸るシーンや司祭が凌辱されるシーン、闘牛士の目玉のシーンは超弩級に印象的だった。

[画集]

天野喜孝

図書館で見つけて借りた本。こういう絵柄凄く好き。
これを読んだ後、好きすぎてパソコンのデスクトップ画面が天野さんのイラストになった。あと作中で対談していた宇野亜喜良さんの絵柄も好きだなと思ったら、QXQXのコンパクトミラーを持っていた。知らずに東京芸術劇場で買ってた。運命かと思ったわ。


村上芳正

これも図書館で見つけて借りた本。絵柄が好き。
『家畜人ヤプー』は何かで知っていたけど、ここで出会うとは思わなくて驚いた。名前からしてヤバい、というか名前がヤバい。でも此処で会ったが百年目、近々読んでみようと思います。

[写真集]

忘れられない祈りの聖地

最近宗教に対しての関心が高いので借りてみた。凄く良かった。写真で見た綺麗な教会や諸々はメモして、後に写真を漁ってました。今のパソコンのロック画面は血の上の救世主教会の天井です。『千と千尋の神隠し』の坊の部屋の天井みたいで可愛い。

世界で一番美しい廃墟

写真集において被写体が廃墟のものはメジャーだけど、今回初めて借りた。廃墟の存在自体が好きだから、見ていて飽きなかった。城跡よりも放置されてる感が強くて、つまりは自然で安心するものがあった。精神病院の廃墟は怖すぎて足を踏み入れられないね~。一昔前の精神病院といえば『ドグラ・マグラ』を思い出すし、ロボトミー手術といえばジェフリー・ダーマ―しか出てこない。また『死体しか愛せなかった男』を読みに行こうかな。高校2年時の私のバイブル(絶版)。

[アニメ]

Sonny Boy

ベタ塗りのサムネに惹かれて観た作品。キャストを除く全てにおいて自主制作アニメみたいだった。世界観もキャラクターも好きだけど、結局よく分からなかったな。雰囲気アニメという感じ。
咳払いだけで遊佐浩二さんに気付いた自分が衝撃だった。『その唇に夜の露』を聞きまくったばかりだからかな……。


時光代理人

はらだ(BL漫画家)さんみたいな絵柄のサムネに惹かれて見たら、そのまま動いていて感無量だった。中国アニメの作画凄い……。
アニメとして凄い面白かった。ストーリーは日本でもあるかもしれないけど、作画、OP・EDは日本にはないセンスだった。「アニソン」じゃなくメロウな曲で、特にOPのタットのアニメーションが凄く好き。
終わり方が絶対完結ではないから、続きが気になるな~。本国では二期が決定してるらしいけど、日本でも放送しないかな。


魔道祖師

人気の中国BLとして知ってはいたけど、めっっちゃ面白かった。ここ最近で一番の当たりアニメ。
主人公のCVが木村良平さんなのを見て知って絶叫した。そしてアニメではBL要素がないだろうことを察した(当該事務所所属の声優は基本BLに出演しない)。実際ブロマンスでさえない気がした。藍湛(サブ)が魏嬰(メイン)に執着してることは分かる。
異能力物だし、登場人物は多いし、長いし、苦手なものが全て詰まってるのに面白かった。最初の数話を耐えて世界観が分かってきたら、その先は面白いんだよね。しかし大概は耐えられないので、そこで終わる。これを見続けられたのは、BLという要素とCVのおかげですね……。あと日中文学比較を英語でやる授業(苦行)で学んだ知識が出てきてテンションが上がった。最終レポート(全部英語)を頑張った甲斐があったね……。
自分の使命以外の全てを遮断していた藍湛の世界に、魏嬰は急に飛び込んできて、いつも姿を見かけては名前を呼ばれ、漸く藍湛が振り向いた時には、その魏嬰はもういない、ってストーリーはグッときた。自分に伸ばされている親切な手は、いつまでもそこにあるものじゃないんだよね。

[ゲーム]

フラテルニテ

唐突に鬱ゲーがやりたくなって買ったR18美少女ゲー。自分の遺影を持って並んでるパケのジャケ買いです。
人生初の美少女ゲーにワクワクしてたら、瑛ちゃん(主人公の友達)の台頭でそれどころじゃなくなった。やっぱりどこまで行っても腐女子なんだと思いました……。
回収率100%にし終えて、本当に瑛ちゃんの救い方が分からなくて呆然としていた。一番救えないんじゃないかと思う。というか、何が救いなのか分からない。
身体は男で性自認は女で「女の子になりたい」瑛ちゃんは何がゴールなんだろう。女装しても男で、じゃあ戸籍を変えれば女なのか、性転換すれば女なのか。そうかもしれないけど、果たして周りはただの「女の子」として扱ってくれるのか。男の人は性転換した戸籍も女の瑛ちゃんと、普通に付き合えるのか。そうなったとしても「元男の子と付き合える男の人」しか付き合えないんじゃいか。そう考えると、瑛ちゃんの「女の子になりたい」の望みは、生まれた瞬間から不可能なんじゃないか、と思ってしまって数日病んだ。塾(ゲーム上の諸悪の根源)に出資してるモブおじになって、瑛ちゃんを身請けして二人だけの屋敷で女の子として扱う、などでないと無理じゃない!?無法地帯のこの世で女の子になるのは不可能じゃないかな……。
スタッフコメントの瑛ちゃんのイラストが可愛すぎてデスクトップ画面にしてたけど、如何せん人前では開けないので、大学が始まると同時に変えました。


鬼畜眼鏡

伝説のBLゲー。存在は知ってたけど、大声では言えないことが起因で買いました。R(続編)も買ってやった。
御堂さん目的で買ってそこだけプレイし終えました(おや、御堂さんのCVは……)。色々語ると全て言いそうなので慎みますが、Rの鬼畜打は最高です。
因みにCDも眼鏡装着版のⅠ・Ⅱ両方買った。


悪魔教師

『鬼畜眼鏡』の下に書くと、この手の物が好きなのかと思われそうですが、特段性癖ではないです多分(サドの本を小脇に抱えて)。
既プレイで、もうエンディングを迎えたし課金までしたのに、大幅なリニューアルでデータがぶっ飛んだ因縁のBLゲー。以前久々にインストールしたら画面の向きは変わるし、推しのストーリーは提供されてないしで散々だった。そしてまた今回インストールして進捗を確認したら、途中まで提供されてる!やった!ということで、一からやり直しました。因みにもう提供されてる分は進めたので続報待ちです(書いている途中にエンドまで配信された)。


取り敢えず今回はここまで。実は書き始めから2週間経っていて、今は新たに書きたいことも多い現状。この時点では澁澤龍彦さんに触発されて、幻想文学、関節人形、要はエロティシズムかつ耽美な世界の物々にハマってました。今も漁ってます。リアルタイムではまたK-POPに沼りかけてます。これも次回に詳しく……。

仕様が変わったnoteを使いこなせなくてイライラしてるなう。

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