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妻の本音を聞いて背筋が凍った話。

63歳になって人生の一大決心、『住み替え』を決めました。

住み替えを決めたのが昨年の12月、今は年が変わり2022年の1月中旬です。

昨日の日曜日は、妻と一緒に転居先の壁クロスの色を決めるために、改装中の転居先へ出向き、業者さんと打合せをしてきました。

その後自宅で妻と夕飯を食べ、一緒に洗いものをしていた時の何気ない会話。

私『住み替えを決めたことは正直、どう思っている?』

妻『それはうれしかったよ。』

私『ママのたっての希望が実現してよかったよね。』

妻『私だけの希望だったってこと?パパも住み替えを希望してたでしょ?』

私『うん、まあね。でももしこの家で最後まで住むことになったら、ママはどうするつもりだったの?』

妻『パパ一人を置いて、私は実家へ戻るつもりだったわ。』

私『絶句。。。。』

というような会話でした。

もし住み替えができなかったら妻は実家に戻るつもりだったようです。

私にとっては妻からの衝撃の発言でした。

今の住まいは、祖父の時代から住み始め、築100年超の古民家であり、私が30年前にリフォームしたとはいえ、最近では水回りや床、建付けなど不具合が散在するようになってきました。

数年前から妻は『今の家にずっと住み続けるつもりなら再度、全面リフォームをしてほしい』と言っていました。

私自身は、当時から妻の希望を聞いてはいましたが、資金面で実現が難しいと思っていて、いつかは妻の希望を実現させてあげたいとおぼろげながらに捉えていた程度でした。

今から思えば、

①妻の意見を真剣に聞いていなかった。

②そもそも自分では改装をあきらめていた。

要は、家長である自分が、妻の問題提起を自分自身の問題と認識せず、答えのない問題に対して真剣に考えなかったということです。

問題には『正解のあるもの』と『正解がないもの』があります。

今回の家の住み替えという問題は『正解のないもの』です。

つまり調べても『正解のないもの』だったわけで、だとすれば、『正解のない問題』に対して、『夫婦で考えて正解を出さねばならない問題』だったわけです。

夫婦で考えて早期に正解を出すべき問題だったと思い返しています。

もし、家長としての答えを出さなかったら、夫婦で考えて結論を出さなかったなら、妻は一人で実家へ帰るという決断をしたでしょう。

妻の希望(意見)を実現させることは、ここでは詳しく言えませんが、そう簡単なことではありませんでしたが、ともに60歳を過ぎた夫婦がこれからも一緒に生活して行くためには、やはり妻の希望(意見)を日頃から真剣に聞き、理解し、家長として夫としてできる事は何かを妻に具体的な形で示さないといけないと思った次第です。

一番大切にすべきは、家族、それも一番身近な存在である妻です。

今回の夫婦の会話から、改めてそう思った次第です。

そんじゃまたね!

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