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教会学校お話し集 イエスと働く私たち ルカ5:1-11

今日の聖書のストーリーは、たぶんこんな話ではないということから言いたいと思います。

・このストーリーは、ペテロが自分の罪を告白した話ではない。
・このストーリーは、何もかも捨ててイエス様に従わなければならないという話ではない。
・このストーリーは、クリスチャンは伝道しなければならないという話ではない。

イエス様が12人の弟子たちを招くストーリーの始まりです。奇跡を目の当たりにしたペテロはイエス様に言います。「主よ、私から離れてください。私は罪深い人間ですから。」こんな奇跡を起こすイエス様の傍に自分がいるのは相応しくないとペテロは 感じました。そんな、ペテロに「恐れることはない。今から後、あなたは人間を捕るようになるのです」と仰います。これは、「ペテロよ、これからあなたは伝道者になるのだ」とか「これから牧師になるのだ」と言っているのではありません。どういう意味でしょうか?
たくさんの魚が釣れました。それは、イエス様がペテロやヤコブ、ヨハネと一緒に働いて、たくさんの魚が釣れたということです。ペテロはイエス様から離れなくていい。いや、イエス様がずっと一緒にいます。ペテロがイエス様の腕の中に留まり続けることが、「人間を捕るようになる」ということです。自分はそんな立派な人間じゃないと思っていても、イエス様の腕の中に留まり続けることで、周りの人々がペテロの中に、ヤコブの中に、ヨハネの中に、皆さんの中にイエス様を見ることができます。

ペテロとヤコブとヨハネの関係も変わります。今までは単なる仕事仲間だったかもしれません。これから仕事仲間が互いに愛し合う仲間になります。最初は誰が一番偉いかを競い合いましたが、ともに教会を建て上げる仲間になります。イエス様の腕の中に留まる仲間になります。そのように私たちも、イエス様の愛によって結び付けられる仲間にしてくださいます。

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