「これだ!と思った岡山・瀬戸内地域のこだわり農家さまに猛アタック」 ドライフルーツブランド王様のおやつ 目利き役 山田弓美の想い
地産地消を大切に。地元のこだわり農家さまと提携し、極上のドライフルーツへ
王様のおやつのドライフルーツづくりにおいて、農家さまを厳選し、関係づくりに取り組むのがわたしの役目。狙ったものは外さない!という熱い気持ちで、これだ!と思ったこだわり農家さまに猛アタックしています。
まず、王様のおやつの提携先として重視するのは、地産地消。なかでも、おいしさにこだわりぬいている地元の岡山・瀬戸内地域の農家さまと提携し、フルーツを仕入れさせていただいています。
でも、そう簡単にいかないのも現実。こちらがぜひ仕入れさせてください!とお願いしても、すぐに首を縦に振ってくれるわけではない。それだけご自身の農作物への深いこだわりと愛情にあふれている農家さまなのです。
丁寧に、何度も説明に伺い、お互いに納得したうえでやっと、取引が成立。王様のおやつを心から応援してくださる大切なパートナー農家さまあってこそ、王様のおやつを販売できています。
ほかでは食べられない、こだわり農家さまとのコラボでつくる王様のおやつドライフルーツをぜひ、味わってみてくださいね。
フルーツ栽培を行う障がい者福祉事業所さまと提携し、自立支援に繋げたい
王様のおやつがとくに重視するのは、障がい者福祉事業所さまのフルーツを第一優先に仕入れさせていただいて、ドライフルーツ商品をつくり、販売すること。というのは、王様のおやつを運営する当協同組合の目的が障がい者の自立支援で、工賃向上につなげたいという想いがあるからです。
実は、障がい者福祉事業所でつくられるフルーツは、よいものが多いんですよね。そこまでこだわらなくてもいいじゃろ!って思うほど、手間暇を惜しまない。だからこそ、高品質なドライフルーツづくりにこだわる我々としても、ぜひ提携させていただきたいのです。
もちろん取引は公正に。値段を下げることなく、一般の流通で取引される金額で仕入れさせていただいたうえで、ドライフルーツに仕上げて販売しています。公正で持続可能なビジネスを行うためにも、商品単価はどうしても高くなってしまうのですが……その点は何卒ご理解いただけますと嬉しいです。
障がい者の可能性を引き出し、伝えたい
最後にわたし自身の想いを。
わたしが障がい者福祉の仕事に就いたのは、孫が自動車事故で障がい者となったのがきっかけです。
業界入りして初めて知ったのは、障がい者にはパワーがあること。想像以上にいろんなことができ、可能性にあふれていること。ぜんぜん弱者ではないと感じました。
障がい者といっても幅広く、ひとりひとり誰にも負けない特性や強みを持っています。まじめにコツコツとがんばれる人が多いです。
だからこそ、障がい者のつくり手の皆さんとだったら、お客さまにご満足いただける高品質な商品・サービスが提供できると自負しています。
まず、お客さまには商品そのもののよさを感じていただき、あとから、実は、障がい者とともにつくられた商品だったんだ、と知るような流れが理想。
もっともっと障がい者の力を見せていきたい。こんなにやってくれるんだ!って皆さんに知っていただきたいという想いで、これからもがんばります。
インタビュー/執筆:柴田 惠津子
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