第93回_私のキャリア支援者としての活き方_
第93回(2023年2月8日)
伊東和哉様よりバトンを受けました笹本勝之と申します。
「偶然の出会い・出会いの意味づけ」
世界中と例えると広げ過ぎ…か…
日本の中だけでも多くの人(現在:約1億2千万人中)の中で、
人生上で「出会う人」と「出会わない人」との割合で考えると出会う人は圧倒的に少ない。
その「圧倒的に少ない出会い」
偶然を偶然と捉える事は勿論できる。
人口の中で「出会う人」を確率で考えると単なる偶然と捉えるより「出会う事は何か自分自身にとっての意味がある」
という捉え方があって良い。
私は後者側の考え方。
何故、そのような考え方を持つようになったのか…
それは…今、このような機会「ぷろぴのひろば」を書くに至るご縁を含めて、「今」充実感を感じている有難い…出会いの感謝の積み重ね、感謝への気づき。
そのような振り返りの経過から、出会いの意味を感じているからだと確信している。
「キャリア支援職に活きる自身のキャリア」
<探索段階①>
・約35年前…営業職として約20年間活動
私自身、営業は取りに行くもの…という感覚でなく、顧客先から選んでもらうという感覚が強かった。
この会社だから…というよりも、この人にお願いしたい。と言って頂く事。
どうしたら選んでもらえるのか…
競合他社も自社同様の提案はある、事業規模も様々、受注の為に多くの関係者を集めて攻勢を
かける等、営業方法も様々…
そんな中で、この会社のこの人だから。と選んで頂く事。
それが当時の私の営業スタイルだった。
<探索段階②>
・競争より市場拡大
当時、私は競合先の関係者との「横の繋がり造り」にも力を注いだ。
小さなマーケットの中で、「取った…」「取られた…」という話に「面白しみ」は感じず。
マーケットを拡げる為に同業社間同士で知恵を絞ろう!という事で…
定期的な情報交換もおこなっていた。
そんな活動に対して、上司から良く叱られた!笑
*決して模範的なスタイルとは言えないスタンスだったのかもネ…笑
「探索段階から確立段階」
上記の通り、ある意味、他者と視点が違った「ものの見方」のもとで
営業職という職種を約20年程、経験する中で、不思議と…
大手の電機メーカー、大手商社の営業担当者、ゼネコン・サブコンや競合他社の責任者、顧客先等から様々な愚痴や相談事を聴く事が多かった。
当時は携帯電話はなく、机の上にある固定電話で、外部からかかる電話を受け…
最初はビジネス的な要素の話から、社内の愚痴や相談事に変わる。
私自身の話す電話での言葉などから上司は様子を察して…良く叱られた!笑
「聴くなよ!もうそんな話…」といった具合に…笑
しかし、私は聴く事は続けた。上司の声より、相談者優先…笑
「キャリア支援に活きる」
・冒頭に挙げた偶然の出会いに対する意味づけ
様々な関係者と、より良い関係性を築く上で、「話を聴く」事の大切さへの気づき。
「話を聴ける関係性」に価値を置くようになったのは、この時期。
「営業職のやりがい」とは?
と新人歓迎会等、後輩へのコメント等を求められる際は、
「幅広い業界、多くの人達との関係構築、人脈造りが蓄積される事」と言っていた。
勿論、顧客満足という点は忘れていないが…人との偶然の出会いは、
自身にとっての多くの学びを与えてくれた事。
感謝から来る想いだったと感じている。
こうした機会の積み重ねにより「話を聴く事」に価値を置くようになり……
ちょうどその頃に
本社から誘いがあり
人事職に就く事になり、キャリア支援職へと繋がった。
こう振り返ると…
様々な状況の中で
「人との出会い」
「社内評価より社会貢献」
※売上実績(結果にコミット)
「やってみる…経験学習」
に価値を置きながら
今でも大学生・専門学生・転職希望者・社員・等々多くの方々の話を聴く経験を積んでいる。
ネクストステージ…
セカンドキャリアの準備、創造もしながら笑。
今、ここにいる
「My3rdPLACE」・「ぷろぴのひろば」の皆様との出会いに感謝し、パワーを頂きながら、私も75歳…いや…80歳迄は社会と接点を持ち続けながら貢献して参ります。
改めて、振り返りの機会を頂けた事に感謝して
次の古谷さまへのバトンタッチをさせて頂きます。
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