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生きているけど遠くにいるのと、死んでしまってもういないのでは大きく異なる。
生きているけどもう2度と会わないかもしれない人、もう死んでしまって絶対に会うことができない人
受け取る意味の重みが全く異なる。これが命の大切さなのだと考える。

毎日同じ電車に乗って、同じ人に会って、仕事をして、同じ時間の電車、で帰る、同じことの繰り返し。これがあと40年も続くのか。一体いつまでこんな生活なんだ。人生って何なのだろう。

学生を終えて社会人になってから色々と考えることが増えた。学校と違って卒業や進学といった明確なプランがない。だって人それぞれの人生だから。今まで何となく周りが行くから、親が言ったから、先生がお薦めしたからという何となくの理由で敷かれたレールの上を歩いてきた。

学生のうちは気が付かなかった社会のこと、税金のこと、貯金、将来、老後、その他諸々、現実に目を向けなくてはならない環境になった。
学生の時は、自分の生活や環境について何も考えずに好きな事に自分の時間とお金を全力で費やせることができていた。今、同じお金と時間が与えられても、気が付きたくなかった現実を知ってしまったからきっと素直に楽しめないだろう。

そんなことが積もりに積もって、もう消えたいやと思うことがある。あった。

それでも、生きてさえいれば。これから何があるかなんて誰にもわからない。この先が地獄かもしれないし、天国かもしれない。

辛いことも、楽しいことも、いつか必ず終わりが来る。

今、辛くて消えたくて逃げたくて何が楽しいのかわからない毎日でも、いつか必ず終わりが来る。辛いけど、後から振り返れば長い人生の時間で点みたいな瞬間だから。

今は辛くても、生きてさえいれば。自分次第で新しい出会いも、キャリアも、変えられる。

だから、生きる。私が辛いと思う瞬間も、楽しいと思う瞬間も、世界中で多くの人が同じ気持ちで頑張っている。1人じゃない。だからどうか死なないで。

歳の近い人の訃報を聞くと、本当に悲しくなる。悲しさと共に、生きるとは何だろうと考えさせられた1週間だった。

明日も、頑張ろう。その繰り返しが、いつか振り返ると長い道になっていると信じて。

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