見出し画像

悠久の時を旅する

星野道夫さんの写真展「悠久の時を旅する」に行ってきた。

きっかけは、置いてあったパンフレット。
気持ちよさそうに目をつむるシロクマの写真に惹かれた。(見出し画像の写真)


展示してあった写真は、遠い自然で生きる生命の景色だった。

一匹の雌を奪い合い、争う2匹の雄。
被捕食者が捕食者に狩られる様。

朝、ベッドの上で起きて、会社で働いてアパートに帰る。
そんな生活をしている私には分からない生き方だけれど、

遠い自然の中で、クマやシカ、そしてヒトは私たちと同じように生きている。


そう感じた。

もちろん、写真はそんな力強いものばかりではない。


雄大な自然の写真は美しく感じたし、優しい顔で撮られている動物たちは、厳しい自然の中であろうとやっぱり可愛いなって思えた。


写真展ではいくつか言葉も紹介されていた。

その中に"身近な自然と遠く手の届かない自然。人にはどちらも必用。"といった趣旨の言葉があった。

私はこの言葉が心に残っている。
今までで私の中で、表現できなかった自然への価値観を明言してくれているような、ズンとした感情になったから。

遠く手の届かない自然に憧れる私は、星野さんの写真を通じてその世界を体験した。


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