見出し画像

新しいいのちのお話。①

まず初めに前回の元旦の報告にいいねしてくださった皆様、改めましてありがとうございます。
内容が内容でしたのでリプライを閉じていたのですが、たくさんのインプレッションにとても驚いています。

そして報告が遅くなってしまい申し訳ありません。
2024年2月27日に無事女の子を出産しました!身長50cm・体重3500g超えのデカ子ちゃんです!
出産前の最後の健診では3200gくらいの予想だったので、予定日を超過していたら4000g台もあったかもしれないとドキドキしています

おかげさまで母子ともに元気に退院することができて今に至ります。
しかしながら紆余曲折ありまして、入院中なかなかにイレギュラーな事が起きたので自分の健忘録も兼ねてまたお話しさせてください。
再び長くなってしまうのと、またまた体調についての話になりますので、抵抗のある方はご注意くださいね。

最初にこの出産にあたって私の掲げた目標が“決して※古河渚にならないこと”でした。
(※古河渚とはCLANNADというゲームのメインキャラクターです。とても良い話なので、わからない方はアニメでも良いので是非アフターストーリーまで見ていただけたらと思います)
というのも、妊娠中期からずっと原因不明の呼吸困難に悩まされておりまして、通院するために駅までの片道約20分を歩くのが精一杯というほどの体調不良が続いていました。
主治医との会話も少し喋っただけで息が続かなくて大変なくらいに。
とにかく、少し動いたり食べたりするだけで卒倒しそうになるほどで、12月からの休職以降はほぼ横になっているような生活でした。

元々あまり体が丈夫なほうでなく、このような状態でしたので、ただでさえ自分の健康ですら不安でいたのに、冬季中の妊娠で北国特有の交通事故や交通障害に巻き込まれたらどうしようとネガティブなことばかり考えたりもしました。
実際今年の2月中旬頃は大雪でバスも電車も運休状態だったので、早産にならなくて良かったです…。

2月26日が予定日でしたが2024年は閏年なので、29日を誕生日にしたくない(私は全く構わなかったのですが)ということになり、予定日通りになるように計画入院になりました。ある程度は誕生日の操作ができることを知ってびっくりです。
もちろん入院までに陣痛が来ればそのまま出産という流れでしたが、子宮口は3cmほど開けどそこまでには至らず、結局26日の朝に病院へ向かいました。

…ちなみにこのとき陣痛タクシーを予約していたのですが、登録の際に住所・氏名・電話番号・出産予定日・入院する病院・主治医の名前まで入力させられたのに、タクシー会社にほぼ伝わっていない、若しくは会社の不手際なのではと思われる出来事が。
時間に到着してくれたのは良いとして、荷物の積み込みを手伝ってくれるのかなと思っていたらそんな素振りはなく、自分でトランクに載せました(100cmくらいのキャリーケースでしたが、自分と赤ちゃんの物も入れていたので結構な重みがありました)し、不親切なドライバーさんだなと悶々としていたら開口一番に「どちらまで行かれますか?」と聞かれる始末。
お察しの通り、降車の際も荷物は自分で降ろしました。
もうこのタクシー会社は二度と利用することはないでしょう。

病院に着いて諸々の手続きを済ませて、病室に案内された後に少し時間経ってから内診をしてもらうと、既に子宮口が4cmまで開いているとのことで、部屋に戻らずそのまま陣痛室まで運ばれて行きました。
ベッドに横になり、促進剤を打ちつつ陣痛が強くなっていくのを静かに待ちます…

が、ちょっと痛みが出てきたかな?と思うことはあっても分娩まで繋がることはなく、赤ちゃんの頭もなかなか降りてこなかったので、私の体に問題がありそうということになり、その日の促進剤を中止してレントゲンを撮ることになりました。
結果、私の骨盤が変形しているのが確認された(生まれつきのものだそう)のと、赤ちゃんの頭がやや大きめであるため産道までうまく降りてこられないとの判断でした。

ここで主治医から「れいんさんの体型と赤ちゃんの様子を加味すると普通分娩ができる確率が30%くらいしかないので、帝王切開をおすすめします。旦那さんとよく相談して決めてみてください」との診断が。
私的には今日中に経腟分娩で出産!という気持ちで病院に来たので、それはそれはもう寝耳に水でした。今までの妊婦健診も頭の大きさは大丈夫そうと言われ続けてきたので、まさか自分自身に問題があるとは…!

少し悩みましたが30%しかないし、ただでさえ狭い産道を更に大変な思いをして通ってもらうわけにもならないなとなりまして、翌日に緊急帝王切開の手術へと切り替えました。
背中から薬を入れる部分麻酔です。体にメスを入れるのは初めてなので正直とても怖いですが、自分より子供が無事に産まれてくる方が大事ですからね!背に腹は変えられません。

助産師さんに慰めてもらいながら手術の説明を聞いて、諸々の同意書にサインをして、21時以降からは絶食タイムとのこと。思いもよらぬことだったので、陣痛が酷くなったときでも食べれるようにと持ってきた軽食やお菓子は涙を飲んで冷蔵庫に入れました。
そして主治医が、
「流れ的に急遽手術の予定を入れることになるので、れいんさんが何時頃呼ばれるかは明日になってみないとわからないです。準備ができたらお知らせしますね。」
と説明の最後に話してくれたんですが、これが翌日の地獄のような戦いに繋がるとは思いもしませんでした。


長くなってしまったので次回へ続く→

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?