【日記】舞台「魔法使いの約束」第2章(2.5次元舞台ってすごい!)

お久しぶりです。
お久しぶりにnoteを開いたら、「#舞台感想」というタグが上がっていて、これは書かなきゃ!と思って久しぶりに書きます。

昨日11月21日は私の誕生日なのですが、これは誕生日プレゼントかな!?というタイミングで、大好きなアプリゲームの舞台の千秋楽でした!
舞台に観に行くことはできなかったのですが、今はLIVE配信という素晴らしい技術が確立したので、DMM.comでLIVE配信購入してお家で観劇♪
めちゃくちゃ良かったので、その感動と興奮を書き起こしておこうと思います。

原作(?)の「魔法使いの約束(以下まほやく)」は、colyさんが配信しているスマートフォン用のゲームです。
現在ちょうど2周年で、様々なイベントが開かれている最中。
友達から「絶対SAYAさん好きだから!」と激推しされて始めたのですが、見事に沼り現在に至りますw

物語は、人間と魔法使いが存在する異世界。
年に1度「大いなる厄災」と呼ばれる「月」が世界に近づき、それを押し戻す役割を持った5つの国の21人の魔法使いたち。
その魔法使いが欠けた時、新たな魔法使いを召喚することができるのは、異世界からやってきた賢者だけ。
ゲームはその賢者になって、21人の魔法使いと厄災から世界を守るために戦うお話です。
とにかくストーリーが良い。キャラクターが良い。
キャラクター同士にもそれぞれに背景があり、関係があり、その関係性が賢者の存在によって、だんだんど変わっていく様が本当に心温まるんですよね。
さらりと散りばめられたセリフが結構考えさせられたり、心に刺さったり、癒されたりします。
ゲームのすばらしさを語っていたら1本記事になってしまうので、今回は置いといて。

そんな「魔法使いの約束」のメインストーリーを舞台化したのが、今回の通称まほステ。
昨日まで上演していたのが第2章です。
第1章もLIVE配信を見て、面白かったので迷わず第2章も見ました!
第1章の時は、ストーリー展開上21人の魔法使いの内、10人しか登場していなかったので、舞台上で21人も出てきたら、収拾つかなくなるのでは?と思っていたのですが、お見事でした!
ちゃんと21人全員の紹介をしつつ、個性も出しつつ、わかりやすく物語が進行していく。素晴らしい脚本力と演出力!

それに、今の2.5次元俳優さんのレベルの高さ!
第1章を見た時も思ったのですが、びっくりするくらいゲームのキャラクターになりきってくれている。
特にまほやくのメインストーリーはフルボイスあり。
素晴らしい声優の皆さんの声が、プレイヤーの脳に刻み込まれています。
だから、どうしても比べちゃうんですよね。。。
それを重々理解してる演じ方だな、と感動しました。
ちゃんと寄せてくれてる!
もちろん、生身の人間が演じているんだから、ゲームそのままのはずはありません。でも、細かい仕草や声音、言い方まで、物凄く研究して、丁寧に演じてくれていることが伝わってきて、原作ファンとしてはとても嬉しくなりました。
特に今回、フィガロにビックリしました。
一部の声優ファンなら知らない方はいないだろう、ベテラン声優の森川さんが声を当てているキャラクターなので、プレッシャーも半端ないと思うのですが、「あれ!?森川さんなのかな?」と思うくらい完璧でした。凄すぎる。元の声音が似ているのかどうかはわからないのですが、違和感なさ過ぎて衝撃でした。
また、リケ、ミチル、スノウ、ホワイトといったキャラクターは、半ズボンを履くくらいの年齢設定(内二人は見た目だけですが)、正直第二次性徴終えた後の男性が演じるには辛い役どころなのに、ちゃんと男性が演じてることの驚き。しかもやっぱり違和感がない。
皆さんお顔が綺麗というのはもちろんなのですが、ビジュアルも声も含めて、相当な努力をしてるんだろうなぁというのが見て取れます。
「ただ、イケメン並べて、コスプレさせておけばいいんでしょ?」
みたいな考えでは絶対に作れないクオリティです。
正直、2.5次元ミュージカルという言葉が出始めた頃、2次元ファンの私が、その程度のものと認識していたことは否めません……。
心から謝罪いたします。大変申し訳ありませんでしたm(__)m
2次元をリアルに表現しようという本気度が凄い。
役者さんだけではなく、衣装も舞台セットも世界観の演出も、物凄くこだわって再現しようとしているのが伝わってきました。
ゲームそのものもそうですが、舞台もやっぱり総合芸術なんですね。
関わっている人全ての本気があって成り立っている。
素晴らしいエンターテイメントです。

脚本に関しても、原作の意図を損ねないように、どこを削り、どこを残すか。限られた時間内に情報を収めるために、エピソードを入れ替えたり、組み合わせたり。
かなり複雑な21人の関係性を、歌とセリフで違和感なく説明しつつ舞台として成立させる。
めちゃくちゃ難しい作業であることは想像に難くありません。
もちろん、削られてしまって残念だったシーンやセリフもあります。
でも、削る側も断腸の思いなんだろうなぁ、と感じます。
今回の第2章は後半かなり思い切った変更点もありました。
1つの作品を3章に分けているので、それも1本の作品としても見応えのある作品を作るための演出なのだと思います。
3本の舞台を連続的なものとしてまとめつつ、1本1本を完成された作品にするってどんな高等技術!?て話ですね。
舞台の脚本家って凄いんだなぁと改めて感じました。

それに、2.5次元舞台にハマる人が多い理由も何となくわかりました。
実をいうと1章を見た時、正直他の人たちと比べて「あんまり上手くないかも…」と思った役者さんもいたんですよね(誰とは言いません)。
でも、2章を見た時、凄く上手になっていたんです。前回も頑張って寄せているのはわかったけど、ちょっと芝居が浮いてるなと感じていたのに、今回は違和感なくそのキャラクターになっていました。
あー、頑張ったんだなーがめっちゃ伝わる。
私は千秋楽しか見ていませんが、たぶん、全公演を追いかけたら、公演の最中でも皆さん成長なさってるんじゃないでしょうか。
これはね、応援したくなっちゃいます。
俳優さん側のファンじゃなく、作品側のファンだけど。だからこそ、ちゃんと演じようとしてくれている気持ちが嬉しい。姿勢が嬉しい。
そういう姿勢を見せられると、今後の活躍も見届けたくなります。
今回こんなにその役になりきってくれた彼らが、他にどんな役を演じてるのかもちょっと気になるなって気持ちにもなりました。
俳優さん側のファンの人が、作品を見て元ネタのゲームや漫画に興味を持ってくれたら嬉しいし、元ネタ側のファンの人も舞台を見て俳優さん側のファンになることもきっと多くある。だから、これだけ2.5次元って言葉が浸透するほど広まったんだなーと納得しました。

第1章、第2章と凄く良かったので、第3章も今からとても楽しみです♪
そして、第2章はオンデマンド配信が今日以降なので、途中配信途切れて見れなかったところも改めてちゃんと見たいなと思っています。
上映は終わってしまいましたが、オンデマンド配信はまだ注文可能ですよ♪


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