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複雑な気持ちで過ごす週末

土曜日
久しぶりにメンタルクリニックへ
また愚痴を聞かされるかなと構えながら
ちらっと父親が亡くなった話とその後の母親の話しをしてみる
意外なことに(とても失礼)
「親子はDNAレベルで 合わないんだよ みんなそう
似てるから 親子だから 合わないんだよ
だかららいまるさんは自分の身を守って 
お母さんはお母さんの好きにさせたらいいよ」

とドライに言われた
「でも親子の愛情も存在はしているから簡単にいかなくて難しいんだよね」

初めて(本当に失礼)
先生の言葉で救われた 少し気が楽になった

相談する相手を間違えると
「そうは言ってもお母さんなんだから うんたらかんたら」
「高齢のお母さんにそんなことするなんて うんたらかんたら」
が始まるので 気を付けないといけない

その後 団体の練習へ
最近はとても集まりが悪い
メンバー間に温度差があって 自分のモチベーションが揺らぐ時がある
でも練習に集中しているときは
母の事や 娘の事 仕事の事 自分自身の事から
少し離れられているので
やはり私はこの趣味が好きなんだと思う

引っ越しや揉め事にかまけていて
覚えが悪くてあと1ヶ月でステージだと言うのに
自分の中で7割ぐらいの出来でとても焦る
だけど1ずつやれることを積み重ねていくしかない
自分の覚えの悪さに ため息がでる
帰りに同期の子と全体的にも練習不足な感じで
ステージ立って大丈夫かねと話ながら帰る

日曜日
午後から母とほぼ決めようとしている物件を見に行くと旦那が言うので
旦那と打ち合わせ
年齢も話して了解をとったとの事で母はもうそこに決めているらしい
私は仕事帰りにその物件を下見した
住みやすく 家賃の安い 防犯上危ない部分は
警備会社の見守りサービスを導入しようかという話になった

契約時の注意点をメモ書きし
旦那に渡す
私は不動産業者を信用していない
今回自分の借りた賃貸も色々あった
高齢なら足元見てくるだろう

宜しくお願いしますと頭を下げて
ジムに行く

元来 自分の親なので私が付きそうべきなのだ
でも今は私じゃない方がいいのかもしれない
でも旦那に丸投げしていいのか
自問自答しながら 練習曲を聞きながらジムで過ごす

帰宅しても連絡が来ないので
おかしいと思ったら
「結論から言うと 契約できなかった」と
旦那からLINEが来ていた
「年齢?」と聞くと
「違う、エレベーターのない3階しか空いていないと
仲介業者が言っている」と。

約束の時間の1時間前に不動産屋から連絡が入り
1階の部屋ではなく 3階しか空いていないと
仲介業者に言われたとのこと

不動産業者は年齢も階数も確認をとったから
母に連絡したと言い張っているらしいが
オーナー 仲介業者 不動産業者 誰かが
嘘をついているということ

70代の人間が年齢も伝えて了承をとったのに
エレベーターなしで3階なんて上がれるわけねーだろ
断るならもっとうまく早く年齢で断れよ くそが

旦那と電話しながら頭にきすぎて 吐きそうになった
やり方がせこすぎる

旦那には
「あなたに伝えると不動産屋に乗り込んできそうだったから
伝えなかった 不動産屋には責任もって別な物件探してと話してきたし
他も連絡きてたから 様子見したい まず落ち着いて」

と言われた

不思議なもんだ
母が家を出ていくきっかけになったのは
私との諍いなのに
私は母が苦手なのに
一緒に暮らしたくないのに

母が他人に嫌な扱いをされるのは嫌なのだ
頭にくるし それを全力で阻止したいと思う

私は小さい頃からそうやって両親を守ってきた
他人から
親戚から
世間体から

娘に対してもそうしてしまった
彼女が嫌な思いをしないように
でもそれがかえって彼女を苦しめたのだと思う

これが親子の愛情の難しいところなのかもしれない


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