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もはや『WATER BLUE NEW WORLD』はAqoursの曲ではない。

こんにちは、かみなりひめです。

早速ですが、

ラブライブ!フェス
二日間お疲れ様でした!

矢澤にこ黒澤ダイヤ宮下愛
「ラブライブ!」シリーズ9周年の祭典。
歴代のスクールアイドルたちが一堂に会しました。

最大の目玉は、約3年9ヶ月ぶりのμ's復活。
各種メディアでも、大きく話題にもなりました。

そんなμ'sは初日のトリを担当。

「ラブライブ!」シリーズ最初の曲『僕らのLIVE 君とのLIFE』からスタート。
アニメシリーズの軌跡を辿るメドレーと続き、
最後は思い出深い名曲『Snow halation』で締め。

私自身、初めて目にしたμ'sの姿に胸打たれました。
μ'sとともに日々を歩めなかったことを後悔するほどには、彼女たちが作り上げた歴史は強固なのだと。

そして、
フェス二日目。
トリがAqoursになりました。

μ's不在の「ラブライブ!」を支えてきたAqours
彼女たちも、決して順風満帆ではなく。
「μ'sの成功のレールに乗っているだけ」などと言われることもあり、賛否両論入り交じる出航だったと記憶しています。

そんな彼女たちが、μ'sの後を承けて舞い歌う姿
今までのライブも見てきているからこそ、
その成長ぶりにこちらも胸がジーンときました。

そんなAqoursのなかでも一番印象的だったものが、

『WATER BLUE NEW WORLD』

ハッキリ言います。

何もなくたって名曲なんです。

アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』2期12話光の海」挿入歌にして、アキバドームでAqoursたちがLoveLive! 優勝を決めた曲でもあります。

三年生の卒業という別れ。
通う学校(浦の星)の廃校
そんな苦難を乗り越えた先にあったのが、
この『WATER BLUE NEW WORLD』でした。

それを反映した歌詞と物語世界とのマッチング
Aqoursの軌跡を知るものならば、泣かずには聴けません。

つまり、

Aqoursが紡いだ物語。
その軌跡のひとつの到達点に
『WATER BLUE NEW WORLD』が
あると言っても過言ではないのです。


そんな名曲だからこそ、
ラブライブ!フェスでもエモかった――。

そんな野暮な話ではありません。

結論から申しますと、

『WATER BLUE NEW WORLD』は
「ラブライブ!」シリーズすべてを
背負う楽曲へと昇華されたのです。

そう、もはやAqoursだけの曲ではない。
あの場にいた、スクールアイドルみんなの曲

公式Twitterより。圧巻ですね)

私がこの結論に至ったきっかけは、
μ'sのリーダー・高坂穂乃果役の新田恵海さんのMC。

「ただいま」とは思ってなくて。確かにFinal Liveでμ'sはひとつの区切りがあったけど、μ'sはいつでも皆さんのそばにいました。(発言要旨)

μ'sのFinal LoveLive! で最後を飾った『僕たちはひとつの光』にも、次のような歌詞がありました。

光を追いかけてきた僕たちだから
さよならは言わない
また会おう 呼んでくれるかい?
僕たちのこと
素敵だった未来に繋がった夢
夢の未来

確かに、μ'sはFinal LoveLive! を迎えました。
が、「さよなら」でも「ただいま」でもなく、
μ'sは私たちとともにいてくれたのです。

つまり、Aqoursにバトンを渡した後も、
μ'sは私たちとともにいた、ということです。

Aqoursが歴史を紡いでいるときも
μ'sは確かにそこにいてくれたのです。

それは、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会も同じでした。

アプリ「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」(スクスタ)では、上の画像にもあるように、μ'sAqoursニジガクが同じ世界線を生きています。

ニジガクの歴史のなかにも、
μ'sやAqoursが
間違いなくいるのです。

そんな気付きのなかで、
WATER BLUE NEW WORLD』を聴いたことで、
こんな思いが湧いてきました。

『WATER BLUE NEW WORLD』の
歌詞に登場する「僕ら」とは、
Aqoursのことではなく
あの場を作ってきた
スクールアイドルみんなのこと
なのではないか?


WATER BLUE NEW WORLD』の歌詞には、
僕ら」や「僕たち」の語が多用されています。

MY NEW WORLD
新しい場所 探すときがきたよ
次の輝きへと海を渡ろう
が見たい想いは いつでも僕たち
つないでくれるから笑って行こう
ココロに刻むんだ この瞬間のことを
ココロに刻むんだ この瞬間のことを 僕らのことを
イマを重ね そしてミライへ向かおう!

Day.2トリを立派に務め上げたAqours

そんなAqoursが、ともに歴史を歩んできたスクールアイドルたちをも含めて「僕ら」と歌うことに、もはや違和感はないでしょう。

とはいえ、まだ私の妄言という感じが否めません。
では、次に挙げる『WATER BLUE NEW WORLD』の歌詞を重ねてみましょう。

ずっとここにいたいと思ってるけど
きっと旅立ってくって分かってるんだよ
だからこの時を楽しくしたい
最高のトキメキを 胸に焼きつけたいから

WATER BLUE NEW WORLD』には、
」「輝き」「トキメキ」の語が見えます。
これらの言葉、見覚えがありませんか?

」といえば、μ's
輝き」といえば、Aqours
トキメキ」といえば、ニジガク

『WATER BLUE NEW WORLD』には、
「ラブライブ!」シリーズの
歴史をともに作り上げた
スクールアイドルたちの
キーワードともいえる語が
盛り込まれているのです。


Aqoursの到達点
ともいえる曲。
そんな『WATER BLUE NEW WORLD』に、
ラブライブ!フェスは新たな姿を与えました。

全てのスクールアイドルの想いを
代表するような曲としての姿を。

最高の思い出を、ありがとう。

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