見出し画像

火曜日を祝ってみた


火曜日には大変申し訳ないけれど、
私にとって火曜日は1番どうでもいい日だ。

月曜日は、始まりの日
水曜日は、折り返しの日
木曜日は、華金目前の日
金曜日は、華金!

火曜日は何でもない。
何でもないどころか早く
過ぎ去ってほしいとすら思ってしまう。
ごめん火曜日。

そんな何でもない火曜の夜。
夫はお風呂から上がってくるやいなや

「シャンパン買ってきても良いかな?」

と聞くのだった。

「???…何かあったんか。」

私の頭ははてなマークでいっぱいだった。
なぜ?今?なに?こわい

「いや、味として今飲みたいだけ。」

!!!

目から鱗だった。
そうか、シャンパンはお祝いじゃなくても
飲んで良いのか。

そりゃそうか。飲み物だもんな。

これまでの経験と記憶から
シャンパン=お祝い事
が強く結びつきすぎていて、

何でもない日に飲もうということは
頭にも浮かばなかった。
しかも最も何でもない火曜日に!

夫は本当に近くのスーパーで
シャンパンを買ってきた。
不思議な人だ。

あの固いコルクを一生懸命引っ張り

ポンッと

乾いた音が部屋に響く。
お祝いが始まる音!!

「何でもない日に乾杯〜」

何でもない火曜日に
ゆるゆると飲むシャンパンは
何だかとても背徳感があって
美味しいのだった。

他の曜日なら違ったはずだ。
何かしら理由をつけて飲んでいたはず。
月曜から頑張った。
水曜は折り返しまで頑張った。
みたいに。

でも火曜は本当に何でもない!
それなのにシャンパンを飲む幸せ。

火曜日×シャンパン=最高

新たな方程式を学んだのだった。

これからもたまには火曜を祝おう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?