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国税局を辞めて1年

大阪国税局を2023年2月に退職して、1年経過した。
退職のきっかけは、コロナパンデミックに対する強烈な違和感であった。
結局、自分で調べた結果や考え方と周囲との間に溝、ギャップがありすぎることが原因であった。

国税局という職場や、そこに勤務している職員の資質は素晴らしかった。
職員は非常に勤勉で、使命感を持って職務に取り組んでおり、団結力も素晴らしかった。福利厚生も充実しており、職員は、しっかりと守られている。
一つ欠点があるとすれば、国の機関であることの裏返しとしての非常に強い「同調圧力」が挙げられる。
この「同調圧力」は、組織の結束を強めるために、ある程度必要なものであるが、これが、間違った方向に動いたときに悲劇を生むのである。

つい最近、センメルヴェイス反射という用語を知った。
当時のドイツでは、消毒という概念がなく産科医が不潔なまま出産を介助していたため、妊産婦の死亡率が高かったのだという。
これに対し、ドイツの医学者センメルヴェイスが消毒という概念を初めて、世の中に出した。
このとき、彼は、周囲の猛反対に会い、叩かれまくって、失意の中で40代という若さで亡くなった。
このことから、新しい事実、思想、研究成果の発表は、周囲に歓迎されないどころか、拒否され、猛烈な反発を食らうという現象のことをセンメルヴェイス反射と呼ぶ。
今も昔も、正しい事実が、世の中に受け入れられるにはある程度、時間がかかるのである。

つい最近、NHKにて、コロナワクチン後遺症にたいする国賠訴訟の提起が報道されたが、4年間のワクチン政策に対する風潮も次第に変わりつつある。
アメリカ大統領選に名乗りを上げているロバートケネディJr候補の行く末も見ものだ。一部では、アタオカ扱いされていると聞くが、コロナワクチンに関する情報が明らかになったとき、彼がアメリカ大統領になる日もくるのかもしれない。

要は、世の中は、ひっくり返り始めたのだ。
今日という日が明日も続くという保証はどこにもないのだから、しっかり自分をもって、考え、行動しなければならないとあらためて感じている今日この頃である。

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