見出し画像

83才の父

父は2年前に
運転免許証の認知機能検査で
認知症が発覚した。

なので、
運転免許証の更新ができなかった。

病気を受け入れることもできず。
本人は、更新ができない理由も
すぐに忘れてしまうし。

どうして、
免許証の更新ができないのかと。
ずっとさまよう日が続いた。

免許証を失うことで
自信をなくし塞ぎ込む人が多いそうで。

父ももれなくそんな風になり
この2年ほどは
テレビを見るか、寝るか。
どちらかになっている。

その世代の人だということもあるけれど
父は、「もったいない」の塊で
物を貯めるのが大好き
人にもらうのも、
必要のないものまで、もらってくる。

もし家族がいなかったら、
おそらくゴミ屋敷となっているんではないかと思う。

物を溜め込む人は、
自信が無かったり。自分を大きく見せる傾向があると
何かで見たか、聞いた。
それが本当かどうかはわからないけれども
父に照らすと
そうなんだろうなと思ってしまう。

自己有用感を求めるのではなく
自らの楽しみをと
横で見て思うが。

病気もあってか、本人には全く届かない。

結局は見守るしかできないのかなと
複雑な心境でもある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?