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[OPS.800以上]が助っ人の及第点

ストーブリーグ真っ盛りの時期になりました。格チームがチーム力アップのため助っ人獲得の調査をはじめています。
今年も大物助っ人が来日を決めました。
その影では今シーズン限りでチームを去ることになった選手もいました。
残留を決めた選手と退団になってしまっ
た選手の差はどこにあったのでしょうか。


1.助っ人の査定基準

NPBではおそらく助っ人の査定基準はOPS(出塁率+長打率)を使っています。
多くのチームの新外国人野手の評価は下の基準通りだと思われます。
OPS.900以上→当たり
OPS.800以上→及第点
OPS.800以下→はずれ
一般的にはOPS.800を超えれば良い打者です。例)坂本(巨)通算OPS.820、梶谷(巨)通算OPS.800、トラウト(A)通算OPS1.000
多くのチームが助っ人野手に高い長打力と塁に出る能力を求めていると思います。
2020年来日した選手をみてみましょう。
キャンプ前の新外国人野手の評価は以下のとおりでした。


S ジョーンズ(オ)
A パーラ(巨) ボーア(阪) ロドリゲス(オ) エスコバー(ヤ)
B サンズ(阪) オースティン(D)
C ピレラ(広) スパンジェンバーグ(西)


2.キャンプ前と真逆の助っ人評価

2020シーズンが終了し来季の契約を新たに結べたのはサンズ、オースティン、スパンジェンバーグのみでした。
この3人のみ及第点のOPS.800をクリアしています。ジョーンズは複数年契約なので別に考えます。

S ジョーンズ(オ)OPS.747
A パーラ(巨)OPS.689 ボーア(阪)OPS.760 ロドリゲス(オ)OPS.642
エスコバー(ヤ)OPS.642
B サンズ(阪)OPS.814
オースティン(D)OPS.969

前評判とは結果的に真逆になりました。ほとんどの人は過去の実績しか目に入らないので、自分の目で判断するのが一番大切です。
キャンプイン前ではオースティンは低めの変化球に対応できず、スパンジーはフリースインガーであるため三振が多く日本野球には合わないとさえ言われていたのですから。

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