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気持ちと言葉には距離がある。

「学校もおうちもあきた、つまんない」

小1息子が言った。


今日はつかれた、と学校を休んだ日。

朝からテレビをみたりゲームをしたり遊んで、宿題をやっていたときだった。

なに?あきたってどういうこと?家にもあきてるの?

いろいろ言いたくなるのをおさえて、「へぇ〜あきてるんだ」と軽めにかえす。

あきてるんだ!と主張すべく、ものすごい勢いで息子がしゃべる。

「学校はあそぶ時間がないからつまんない。休み時間も、外は暑いからいやだし、教室にいても自由帳に絵を描くか本読むか、座ってなきゃいけなくて、もうあきた」らしい。

最初はちょっとふざけモードだったのに、話しながら涙ぐんでいる。

そんな風に思っていたんだなぁ。


そして、「家もあそびたいおもちゃもゲームもないからあきた」らしい。

遠回しなおねだりか、と思っていたら話しながら息子は本格的に泣きはじめる。

学校を休んだ日は0歳の次男もつれて3人で散歩に出かけて公園で遊んだりすることが多いのだけど、その日は次男の通院予定があったり、わたしもオンラインmtgがあったりして、遊びに出かけられず。

次男がぐずくずで、長男のことをあまりかまってあげられてなかった。

一緒に遊んでほしかった、さみしかった、という気持ちもあったようだった。ごめんよ。


話していると、最近よく学校を休んでいる息子だけど、ほんとうは学校でお友達ともっと遊びたいという気持ちもあって、でも遊べないことにストレスを感じているらしいということがわかってきた。



保育園の頃は、ただただ泣いて怒って、行きたくないと全力で家から出なかった息子。

きっとあの頃も、行きたくないだけじゃない、いろんな気持ちがあったんだろうな。



気持ちと言葉には、すこし距離がある。


イヤという気持ちがだけだったら、わかりやすい。

でも、イヤなこともある、好きなことや楽しいこともある。行きたい気持ちもあるし、なんとなく休んじゃいけない気もしていて、でも行きたくない気持ちもある。


いろんな気持ちが混ざれば混ざるほど、なかなかぴったりした言葉はみつからない。


それでも言葉にしてみることで、ちょっとづつ気持ちと言葉の距離は近づいていくのだろうなと、息子と話しながら考えた。






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