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小1息子の漢字の書き取りで感じた、学びに必要なこと。

小1息子の家での学習タイム。

その日は、学校の宿題の漢字プリントをやって、書けなかった漢字の書き取りをすることなった。

全部書けず100点じゃなかったことが悔しくて悲しくて、息子のテンションはひくい。


なんで漢字なんか書かなきゃいけないんだよと悪態をついている。

たしかに漢字の書き取りはめんどくさいし、何回も書いてるとゲシュタルト崩壊してくるし、小学校のころめんどくさいと思ってたなぁと心をタイムスリップさせながら、息子の気持ちが落ち着くのを待つ。


「何回づつ書けばいいの?」と死ぬほどめんどくさそうに息子が言う。

学校では3回書きましょうみたいなルールがあるが、そんなこと言ったらさらにテンションがさがることは目に見えている。


「超ゆっくり1回でも、てきとーに100回でも、覚えられたらいいんだよ。自分で考えて決めな」

そう言ったら、「てきとーにやっておぼえれるわけないじゃん!ママなにいってんのー!ぷぷぷ」とへんにツボに入ったらしく息子は爆笑。(まじで息子の笑いツボは浅い、というかよくわからん)


笑う息子の横で、君けっこうてきとーにやってるように見えるけど、てきとーにやっても覚えられないってちゃんと自分でわかってるんだなぁとわたしはへんに関心していた。

子どもだって頭ではわかってるんだよね。

勉強はなんかちゃんとやらなきゃいけないものっぽいって。

心がついてきてないだけで。

わかってるのに、横からうるさく口出されたらいやだよなぁ…(反省)


ひとしきり笑った息子はやる気になって「何回書けばいいかな…」と小さくつぶやいて書き取りをはじめた。

ぜんぜん思い出せなかった漢字はたくさん、点の場所を間違えたりしてだいたい覚えててあとちょっとだったのは少し。

漢字ごとに書く回数を変えて。


結果的にどの漢字も3回以上書いていた。

たぶん最初に全部3回づつ書いて、言っていたらぐだぐだ言いながら、それこそてきとーに3回づつ書いてただろう。


でも息子は自分の足りないところを認識して、必要な勉強をしたのだ。


きっと学びに大切なのはこういうことなんだろうなと思った。


他人から与えられてやるのではなく、

自分の足りない部分を理解する。

そしてそれを補うために必要な勉強を考える。


シンプルだけど、これを自分で考えてできたら、きっとどんなときでも、どんなことでも、人は学べるのだ。


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