遠出することが少なくなって、出社することもイベント化して、日常の割合がなんだか増えている。
そんな日常の中で「雨」は非日常だ。
いつもの靴ではなく長靴をはく。
雨の日用のカッパを着るかもしれない。
いつもはささない傘をさして歩く。
足元の水たまりをよけながら進む道。
一歩進むたびに靴をとおして感じる水の存在。
車が通るたびに聞こえる水たまりをタイヤが進む音。
傘にあたる雨の音楽。
いつもの見慣れた道も、雨の日はべつの風景になる。
めんどくさい雨の日をそんな風に感じられるのも、雨を楽しそうに眺める1歳次男のおかげなのである。