やってみたいと、やっぱりやめた
趣味:電車、エレベーター、アンパンマン
という1歳次男。
保育園の帰り道は、なかなかまっすぐ家に帰れない。
エレベーターに乗りたい次男はエレベーターに乗るためにてスーパーに寄り、そのまま駅の入口をみて電車のことを思い出して駅へ向かう。
しらっと改札の中にはいろうとするのをなんとか説得して、よしやっと家に戻るぞと思ってすっかり油断した。
目の前には、ここをあがったら地上というエスカレータ。
いつもどおり手をつないでエスカレータに進もうとしたら「やっ!」と次男が立ち止まってしまったのだ。
ちょうどさっき到着した電車をおりた人がたくさんいるタイミングだったから、そのまま説得したり無理に乗せることもできず、後ろにいた方に謝ってとりあえず横によける。
どうしたの?乗らないの?と聞くと、すごくうれしそうな顔で「あっち!」と指さす。
「あっち?」
次男が指をさす方を見てみると、そこには階段…。
まじかーかんべんしてほしい。
今日筋トレして体へろへろなのに。
ねんのため「かいだん?」と聞いてみたら、うんうん!と首がもげそうなほどうなづいて、私の手を引っ張って階段に連れて行く次男。
往生際が悪く「あるくの?」と聞くと、「あっく!(あるく)」と返ってきた。
地下鉄の駅なこともたり、その階段はまぁまぁ、まぁまぁ長いのだ。
次男は登る気まんまん。
願いもむなしく、わたしはつかれた体にむちをうって次男と手をつなぎ階段を登ることになってしまった。
まだ小さく一歩づつ階段を登る次男とゆっくりゆっくり階段を登るけど、階段が長くていっこうに到達できない。
…そう思ったのは次男も同じだったようで、登りはじめて1/3くらいで「あっこ!あっこしって!(だっこして)」と両手を広げて抱っこのポーズ。
階段登るだけでもつらいのに、10キロの次男を抱っこして階段登るとか筋トレ以外のなんでもない。
とはいえ、上がるも下がるもどちらにしても抱っこなら登るか…。
心を決めてぜえぜえ言いながらなんとか一番上に到着。
次男に「歩く?」と聞いたらブンブンと首をふって断られて結局家まで抱っこ。
明日はきっと筋肉痛だ。
階段をのぼりたい気持ち。
でも、のぼってみたらけっこうたいへんだなーってなってつかれちゃうこと。
途中でやっぱりやめた!されると、最後までやればいいのにとか思ってしまうけど、のぼりたかった気持ちもほんとだし、のぼってみなかったら階段がつかれることもわからない。
やっぱりやめた、をしちゃいけなくなっちゃうと、やってみたい、もしにくくなってしまう。
やってみたい、を育てるためには、たくさんのやっぱりやめた、もオッケーにしておかないといけない。
それは子育てでも仕事でもそうだよなぁとか、自分にも言えるなぁとか、ぷるぷるして限界を迎えそうな腕で次男を抱っこして急いで家に向かいながらそんなことを考えた。
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