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子どもは親から離れて成長する
小3長男が、フリースクールの3泊4日の宿泊研修から帰ってきた。
長男がひとりで宿泊するのは年長の頃に参加した1泊2日のサマーキャンプ以来、3年ぶり。
まだうまく言葉になってないことがたくさんあるのだけど、いま言葉になるところまで書いてみようかなと思う。
フリースクールに通いはじめて3ヶ月。
学校にいかなくなって1年半ほどずっと家にいた長男にとっては週2のフリースクールも最初はときどき行きたくなりつつな状態で。
4月のわたしに、12月に長男がひとりで3泊4日出かけるなんて言ったらびっくりするだろう。
長男に宿泊研修どうする?と聞いたときも最初は行かないと即答。前回の写真をみてキャンプファイヤーがあると知って、じゃあ行こうかなと言っていたので、当日の朝ぎりぎりまで行かないというかもしれないと心の準備をしていた。
そんなわたしの心配もよそに、長男はちゃんと早起きしてわたしより先に準備を終わらせて「ママはやくしないとおくれるよ」なんて言っていた。
集合場所に向かう電車が緊急停車して間にあうかドキドキしながらなんとか到着し、それまでよゆうの顔だった長男もちょっと緊張した顔になっていたけれど、元気に手をふって出発していった。
1日目、わたしと夫はもうここまで移動してる、到着したみたいだね、長男のGPSアプリを確認し、フリースクールの先生がアップしてくれる写真を何度も確認して、そわそわしながら過ごした。
長男がいないと静かだねと何度も話し、2歳次男は初めてのお兄ちゃんがいない夜に「にーちゃんおそいねーいつかえってくるの?」と何度も言っていた。
2日目、3日目になるにつれ、アップされる写真の中の長男の表情がやわらかくなっていき、カメラに向かってピースしているのが増えていった。
朝は往復11キロ走ったという写真にびっくりし、サッカー、相撲、ドッチボールにバスケット、毎日これでもかというほど運動しているようだった。
3日ぶりに家に帰ってきた長男は、宿泊研修でのお話をたくさんしてくれた。
楽しかったこと、うれしかったことがたくさんあったようだった。
写真と長男の話をあわせても、3泊4日のぜんぶのことはわからない。
でも、3泊4日家を離れてフリースクールのみんなと過ごした長男はなんだかちょっと大きくなったように見えた。
今回ひたすら感じたのは、もう手を離していく時期なんだろうなということ。
思えばわたしも小学校の頃、宿泊の遠征が多かったのだけど当時を思い出すとさみしさよりも楽しさのほうが大きかったというか、家を思い出すことはほぼなかったのだ。
親のほうがずっとさみしくて、まだ手をつないでいなきゃ、いたいって思ってしまうんだなぁと思う。
宿泊研修で、たくさんの経験をして長男はなにやら自信らしきものをもって帰ってきた。
宿泊研修は親にとっても、子どもの手を離し、信じて見守るという練習みたいな機会なんだと思う。
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