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その中では「完璧になるように設計」されていた閉じられた世界。リアルを知る人々の手で自然に虚構の世界が崩れていく (改)

その中では「完璧になるように設計」されていた閉じられた世界。リアルを知る人々の増加によって虚構の世界が崩れていく。

今日はそういったことについてお書きします。

感染症の実態が読売新聞に掲載されました。
80歳以上のコロナ致死率1・69%、インフルと大差なし…政府は位置づけ見直しの参考に(2022年12月)とのこと。
たいした感冒ではありませんでした。何をしていたのでしょう?(2023年5月16日追記)

ずっと前から書きたかったのですが、時期をうかがっていました。

こういった報道や実感染して軽くすんで治ったりして虚構の閉じられた世界から離脱する人々が多数にならなければ、なかなかつたわらない話だと思ったからです。人にも人間の理解には必ず社会的フィルターがかかっていて、忘れ去られつつある専門家が頻回に登場している間は伝えることが難しいと思っていました。

コロナ肺炎重病VSただのカゼとか、ワクチンVS反ワクチンの構造のどちらかに入れられてしまうからです。正解は、どちらにもないと思っていたからです。思い込み、といってしまったらそれまでだけど、設計されていると思い込みって理解しにくいものです。


正解は思い込みを解消して「コロナ人災の構造を理解すること」だと思っていました。でもそれは、不安と恐怖が世の中を席巻している間はむずかしい。いまは、コロナにかかっちゃった人もいて実感できているから大丈夫、だと思っています。

だからといって、様子見ているあいだ、ただ黙っていたのでは患者さんが絶望しつづけてしまうし、遺伝子注射やりすぎてしまうから、その時点で観察されたことと大切な情報や私の個人の判断を記録して書き残してきました。


書き残すときに2つのことに気を付けてきたことがあります。
◇未来役に立つマイルストーンの形をしていること。
◇コロナだけでなく、次にやってくる危機でも役に立つものにすること。

この2つです。

プレジデントオンラインのコラムたちは、一つ一つが大切なマイルストーンになるように設計して書きました。そのため、レンガを積み上げて全体で一つの構造物になるような形になるようになっています。


さて、今回は「閉じられた世界の中では完璧になるように設計されていた」ことについて触れようと思います。

これまで、PCR検査、抗体価、遺伝子治療薬が用いられてきました。それをもとに、感染者と呼ばれる陽性者の数がカウントされ、緊急事態宣言や蔓延防止重点措置など私たちの自由と権限の制限が法的根拠もあいまいなまま一方通行で行われてきました。

これらが閉じられた世界の中では完璧に設計されていることをまずお伝えしたいと思います。難しいはなしではないので、ご心配なく。

それは、彼らが用いている「コロナの遺伝子のスパイクタンパク質に関係する部分の配列」から始まります。遺伝子の全ては必要ありません。コロナのカケラなので「スパイク配列」と呼びましょう。

閉じられた世界は以下のように構築されています。

1.スパイク配列をまず誰かが決めます。
2.スパイク配列に合う形の鋳型遺伝子を作ります。→PCRの試薬
3.スパイク配列からタンパク質を合成します。そのタンパク質に反応する試薬を作ります。→抗体価を血液検査で調べる試薬
4.スパイク配列を細胞内に導入する注射→遺伝子治療薬型RNA注射(コロナワクチンと名付けられたもの)

例えば、スパイク配列の遺伝子注射をすれば、スパイクタンパク質ができてそれに対する抗スパイクタンパク質抗体ができます。これらは、公表されたスパイクタンパク質で行っていますから、当然のことです。

「私は、別のスパイクタンパク質に反応する試薬で抗体価を測ります」とか、「抗体ではなくて細胞性免疫を含めたその人のいろいろなコロナに対する免疫価を測ってみます」なんて検査メーカーはいません。

PCRの試薬も、公表された配列に反応するように作られます。この試薬は、別の似た遺伝子のウイルスでは反応しないのか、あるいは、そもそも何を検出しているのか、そういった議論はどこかにいってしまいます。とにかく増幅されるものがあれば、陽性。その人の体で増えていなくて付着していても陽性になります。発症とは関係ありません。

こういった世界は、誰かが作った「スパイクタンパクの配列」に全てひもづけられていることがわかるでしょう。

遺伝子治療型注射に含まれる「スパイクタンパクの配列」で合成されるタンパク質と、血液検査の「スパイクタンパクの配列」は同じものでしょう。だから注射すれば上昇します。

だから「スパイクタンパクの配列」にヒモづけられた世界では完璧にみえるのです。スパイクタンパクの配列を中核にした閉じられた宇宙です。

その中にずっと閉じ込められていたのです。


外に出て、リアルワールドを振り返ってみましょう。

じゃあ、この「スパイクタンパクの配列」は現在流行しているウイルスと同じものでしょうか?上昇させられた抗体は、何か役にたつのでしょうか?

何回接種してもかかるし、接種回数が多い国の方がかかりやすいデータも出ています。接種率が低くても、重症の人が増えるわけではないことが知られるようにもなっています。

逆に、体内に大量に発生した「ポンコツタンパク質」の毒性なんかは、たくさんの方々が報告しています。ポンコツタンパク質を作るために、私たち自身の普段のタンパク質合成は抑えられることになります。

つまり、最初に決められた「スパイクタンパクの配列」が、社会の役に立つ作業かどうか、体に有用かどうかは検証されることなく進んできたわけです。長期安全性確認の治験中ってわけです。

治験は『治療法(適正な投与量や投与方法)などを確認する目的で行われる「臨床試験」』なので、試験中です。安全性がよくわからないもの、というもの。


さらにコロナ治療の方を見てみましょう。

当初から発熱外来に行くようにいわれていて、一般の病院で普通に治療するようなカゼウイルスではありません、と言われてしまっていました。

一生懸命現場で見ている先生にむかって「コロナ感染症は危険で重症なんだから、全部専門医が治療すべきだ」といってはばからない先生方もたくさんいました。

そうやってリアルなコロナ感染症の実態が、一般の先生の目の前から姿を消していきました。どこか遠い世界で治療される感染症となっていきました。

僕みたいに遺伝子注射がきらいだったからワクチンを一回も接種しないで、コロナの人を簡易防御で補助金ももらわないで必要に応じて治療し続けてしまう医師がいるなんて想定外だったんだと思います。

補助金や診療報酬などいろいろなもので、医療機関の診療方針は決まってきます。そんなのと関係なく「なおればいいんじゃない?」と治療してしまう医療機関はレアケースだったと思います。閉じられた世界の外の世界。

初期のうちにステロイド吸入とマクロライドが有効な感触でしたので、それらを用いていました。保健所はアセトアミノフェンしか処方しませんでしたので、よっぽどマシだったと思います。専門家が作り上げた治療ネグレクトから患者さんを守るための攻防は「コロナは消える!」に記載しました。

なので治療の方も、決められた医療機関で囲い込むことになりました。またメディアに登場する医療機関も決まっていました。

つまり私たちは「PCR検査、血液検査の抗体検査、遺伝子注射、治療する医療機関というものが全て閉じられた世界の中」に置かれていました。


現在、こういった虚構の宇宙が崩れて人々が外側のリアルなものを認識するようになりました。

それは、この閉じられた世界が色々な部分で破綻していったからです。

たとえば、ワクチン接種が進まなかったのにデルタ波が急激に減少してしまったり、何回接種してもかかってしまったり、実感染してもたいしたことなくて専門医療機関で見るようなものでないことが分かってしまったりしたことで、「閉じられた世界が破綻」していきました。

治療してしまっていた町医者が観測していたことは無視されてきましたが、市民が同じものを目撃する機会がふえて、世界を閉じておくことができなくなりました。


もう一つ大切な要素があります。
コロナの世界を閉じていたのは、恐怖と不安でした。「コロナは、恐ろしい病気で特別なものだ」という恐怖と不安が、コロナの世界を閉じていました。ところが、子供を中心にしてたくさんの人が実感染し、その親御さんも実感染し「コロナってこんなものだったんだ」とリアルに実感してしまいました。

もう、脅しやあおりは効かなくなってしまいました。私は、この構造が分かっていたから、恐怖と不安を減らすためにたくさんのものを書いてきました。流行当初からブログのつたない記載を応援してくださった方々もいらっしゃいました。

そうやって「閉じられた世界の中では完璧になるように設計されていた」のですが、閉じられた世界の外に出ていく人が多勢を占めるようになりました。もう閉じて置けなくなってしまったわけです。

そう考えると専門家が「コロナには簡単に手をだすな。治療するもんじゃない」と怒っていたことがなぜなのかよくわかります。その辺の町医者がみんな初期治療してよくなってしまうと市民の不安が減ってしまうし、専門治療病院の専売特許でも無くなってしまうからです。

実際、破綻せず機能し続けた病院は各地にありますが、そういったところへの取材はほとんどなかったことが知られています。ジャーナリストさんたちが今、本にしようと取材しています。


私たちは、今回のことで学ぶことができます。
容易にその中では「完璧になるように設計」されていた閉じられた世界を構築されてしまうということです
そして、リアルを知る人々の増加によってその虚構の世界は崩れていくということです。


この閉じられた世界は、紛争でも恐慌などの貧困でも作られる可能性があります。外を見えなくする。

まだ感染症の人災(ショックドクトリン)が起きる前の2年前年、本は書き終えていて2022年初頭に出版されました。僕は、紛争と物価上昇や円安、コロナの財政出動による貧困化の可能性についておかきしていました。

そして、その解決策は日本の人口を増やすことしかなくて、若者に投資すべきであることを明記しました。

誘導者はその反対のことをし続け、いまでも子供たちは赤ちゃんからマスクをしています。世界とは反対に幼児から遺伝子治療を開始してしまいました。

英諮問機関、健康な12~15歳へのワクチン接種推奨せず (AFP通信)
英国では、推奨されていませんし禁止している国もあるぐらいです。探してみればすぐ見つかります。重症化しないうえに、よくないことがたくさん報告されているからです。(10月28日修正)


これからも紛争や恐慌など別な理由で「閉じられた世界」が構築され出現するのは、不安と恐怖で大勢が一方向に流れたときです。忘れないようにしましょう。

話を戻します。実は、「コロナは、決して老若男女に致死的なウイルスではない」というたった一つの事実だけで閉じられた虚構は崩壊したはずだったとおもっています。こんなに続けられるはずもないものでした。道端でバタバタと人が死んでいくウイルスではなく、感冒ウイルスの一種でした。

子供たちがかかって、親御さんもかかって治って、コロナウイルスがどんなものか大勢が知るところとなって、実感されたとおもいます。最初これを全部専門病院に送っていたわけです。そりゃ、医療逼迫するよね、ということです。医療混雑と呼んだ方が良かったかもしれません。

だから検査陽性者を片っ端から隔離入所させていったから、若者の元気な人で病院がいっぱいになってしまっていたんです。さいしょから。意味あったとおもいますか?

コロナ人災は、私たちに観察されたリアルなものにそって判断していく大切さを教えてくれたのではないかと思っています。

どこからか現れる「専門家」や「指導者」は、私たちのために存在するのではないことも学んだのではないかと思います。

閉じられた世界の虚構について人々が認識することになり、コロナが終わった今の時点を予想して書いた本です。治療薬は必要なくなると思いましたので、編集長さんの「詳しく書いて」の意向に反して数ページしか書いていません。

だけど「もっと削りなさい」といわれた全体主義のページはたくさん書いて最小限を死守しました。良かったと思っています。

日本が、人災で失われたもの以上に豊かになることを願っています。
私たちが虚構にきづいて、効かない遺伝子注射を忌避してマスクもはずそうとしている人々がふえるにつれ、専門家は姿を消したり手のひら返しをして、お上も変化してきました。

東京を除く多くの地方で、花火大会やお祭りをおこなうことが表明されました。応援しています。人々を守るイベントを行う楽しそうな地方に移動すればよいだけです。マンボウを出す出さない都道府県と同じことです。

紀伊國屋さんに置いてくださったことを報告してくださった方がいらっしゃいました。
https://twitter.com/haorihanna/status/1514212469463748615
ありがとうございます。

もうあちらこちらにある常在のものです。調べなければ、興味を持たなければ消えていくわけです。コロナウイルスはもともと大昔から4種類が日本に存在していました。5番目になっただけです。どんなに変異をくりかえしたとしても。(10月28日加筆)


カバーは早朝の朝日に揺れる若葉の写真です。豊かな日々を再構築していきましょう。

僕は臨床医だから、現場から見たことしかわかりません。
そして、そこから人々が困らなくて済むようにいろいろ気づいたことをお書きしてきました。

有害事象で報告されただけでも20人が亡くなっていると報告されたりしています。お子さんに注射するのを避けてもらってよかったです。(リンクは新潟日報。立派な新聞に有害事象の死亡例が掲載されるようになりました)

「閉じられた世界の中にいると完璧でわからない」ということをこのエントリではお書きしました。

荒川先生は遺伝子の専門家なので、ウイルスの遺伝子配列についてまで分析することができます。

そしてこのウイルスの遺伝子配列と、遺伝子治療型注射に用いられた配列が相同であることを突き止めました。

にわかには信じられないけれども、コロナウイルスそのものから計画された「閉じられた世界」だった可能性もあるということです。

陰謀論みたいになっちゃうから、本当に信じたくないんだけれどもVirologyという論文に掲載されたものから考察されているので、観察された事実ではあります。

ある遺伝子配列のウイルス登場→配列を使った注射、配列を使ったPCR、配列から誘導されたタンパク質による抗体検査、配列を使った・・・

そして、自粛と注射への誘導。専門家はたんなる、駐車場と同じように注射へ導く誘導員にすぎませんでした。だから、組み換えタンパクワクチンには全く熱量がないんです。

こんな世界だったなんて・・・

三種の神器、PCR検査、自粛、遺伝治療薬型の注射、マスク・・・

そりゃ1回も注射しない体で外来でカゼ診ても平気なわけだよね。もともとあったウイルスに変化しただけのもの。もともとあった季節性コロナウイルスは僕たちは浴びてきました。医師じゃなくても、国民全員が感染してきました。それが生ワクチン。だから似たウイルスは平気だった。

世界ではやっても日本人が平気だった当初の地政学的な優位性。それも繰り返し注射とマスク後は世界最大の陽性者を何週間も継続する国になってしまいました。マネジメント失敗です。

臨床医として、コロナ治療をするなかで報道と現場が全く違って乖離(かいり)していたのも合点がいきます。実コロナの患者さん、オミクロンいっぱいみてます。家族感染の患者さんも多数。注射してもしなくてもみんな元気です。してない人の方がかかりにくいかも。

もうコロナカゼをひく人も減ってきました。過去に4種類あったコロナウイルスにもう一つ土着のものが追加されただけで行われていた大騒ぎでした。いまはインフルや胃腸炎、RSなんかが流行っています。

マスクしない人も増えました。マスクで頭痛するなら外しましょう、というメディカルトリビューンの記事も普通に配信されるように世の中変わりました。(2023年2月15日追記)

宇宙服みたいな防御着なんて最初から要らなかった。市中の方々は宇宙服なんてきないでうつしあって治って元気に今日も暮らしています。そういうことだったのです。何年も続いた壮大なドラマ。

閉じられた世界の全貌を外側からみんなでこんな風に眺められるなんて感動。思い込みから開放されると、スッキリします。

朝日がさしこむようです。


(荒川央先生の重要な投稿がありましたので、末尾に追加しました。
4月22日。半年経過して情報が追加されたので10月28日に加筆しました。なので(改))
4月22日の追記
荒川央先生の
「フーリン切断部位の謎: Frontiers in Virologyに掲載された論文から」
はとても示唆に富む記載です。

そしてワクチンと呼ばれていた遺伝子治療薬型の生物学的製剤の中身も不安にかられるものであることを世界の研究者も指摘し始めています。「人間の知識や技術はまだ人に安全な遺伝子治療薬を作る段階に無い」というのが私の感想です。

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