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あなたのお母さんは病気だから

こんばんは。すずきあい です。
今、私の住んでる所は雷がたくさん発生しております。
子供達は、「おへそが取られたー!」と叫んで楽しそうです。
おへそと雷の関係って何なんでしょう。

話すことは、理解のスタート
話さないのは、誤解のスタート

今日のタイトルは、実際に
私の母が、私の息子に言った言葉です。

今日は忘れてた過去シリーズ(いつの間にかシリーズ化しました)
昨年の10月、私が人生で一番ぶっ壊れた話です。

仕事

第二子出産後の2013年に、派遣先として入った不動産会社に
2017年社員登用され、2年目を迎えていました。
社員登用で用意されていたポストは、新部署立ち上げのリーダーで
メンバーは、入社10年以上のキャリア3名と新しく入った派遣の方2名、私を含め6名で運用してました。
私が足りないところは、キャリアがあるメンバーが支えてくれたので、通常業務自体は問題なく日々過ごせていました。

2019年、不動産会社ということもあり、目標にも掲げざるを得ない宅建(宅地建物取引士)資格取得を目指していました。
子供が2人、夫は自営業のためすれ違い生活。ほぼワンオペ育児の生活の中、通勤時間・休憩時間と早朝・就寝前が勉強時間でした。

そんな中、9月に管轄店舗の新入社員向けのセミナーを主催する事になりました。
ただでさえ、大勢の人前で話すことが苦手な私には、かなりのプレッシャー。
そして10月には資格試験の他、同部署の新支店立ち上げが控えていました。

セミナーと立ち上げの準備は、少しずつ業務時間外に行っていました。
当時の私は、集中してきて沢山仕事したいけど、子供達の元に帰らなくてはいけないリミットに苛立ちを覚えていました。

子供のサイン

起床後、洗濯と朝食・夕食の準備をして子供達が朝ごはんを食べている間に家を出る。
帰宅後は、子供達がご飯を食べている間にプリントの丸つけと連絡帳の確認をし、お風呂に入りながら音読を聞く。
寝かしつけをしながら、翌日の仕事を頭の中で考える。
ほとんど子供達とまともな会話ができていなかったと思います。

当たり前ですが、そんな生活を送っていると11歳の息子からサインが出ました。
塾をサボる、学校の宿題はしない、家のお金を盗む、妹をいじめる
が日常茶飯事で、仕事中に学校や塾から何度も電話があり、その度に電話越しで謝り倒す日々…

自分の仕事や勉強に夢中の私は、息子がくれたサインにも追い詰められていました。

中学受験をしたいという息子のためにお金稼ぎたいから仕事辞めれないし、来年受験だから今年中に私の勉強を終わりにしないと…
でも、私が仕事してるから、私がちゃんと見てあげれないから、私が精神的に弱いから…

9月後半には、仕事のプレッシャーと勉強のプレッシャーと、子育てがちゃんとできていない自分責めで、どれだけ眠くても寝れない日が週に何度もありました。

試験の前日

試験日の10日前から、私の母に泊まり込みで来てもらっていました。
家事を全てお願いし、勉強に没頭するため子供達と会うのは、「おはよう」と「おやすみ」の挨拶だけ。
休日も一緒に過ごすことはなく、私は一人で図書館かカフェにいました。
息子は、相変わらず習い事をサボったり遅刻が多く、顔を合わせれば私と口論になっていました。

試験前日の土曜日、私は焦っていました。
模擬試験の点数結果にはバラつきがあり、合格確実という自信にはならず、不安で不安で仕方ありませんでした。

そして20時ごろ、長男と口論になりました。原因は覚えていませんが、多分反抗的な態度を注意したとか、ちょっとした事だったと思います。
私の不安や焦りからくるイライラが子供にも伝わり、それが自分に返ってくる。
今なら分かることも、精神的に追い詰められた人間の思考回路は、全てが敵に見えるようになるのでしょうか。我が子でさえも。

息子が「お母さんのせいだ!」って言った瞬間、私の全身の神経が沸騰するのがわかりました。
同時に、自分の持っていたテキストや筆記用具全てを壁に投げつけ
「何でいつも私の邪魔をするのよ!」と叫んだ後
ぅあ゛ーーーーーーーーーーーーー!!!!!
言葉にならない声、今まで出したことない声で何度も泣きながら発狂しました。

そして、過呼吸に。

不思議なことに過呼吸の間、私は自分を冷静に見てました。
(あ、ヤバイな私。息吐けてない。落ち着かなきゃいけないけど、止め方わからないな)

母の言葉

私が過呼吸の時、母はずっと背中をさすってくれました。
呼吸が落ち着いてから、母に家ではなく外で勉強するよう勧められました。

私は、近くのガストに行こうと玄関で靴を履いている時
リビングから、母が息子を諭している声が聞こえてきました。

「あなたのお母さんは今病気だから、気をつけてあげて」

自分でもおかしい、狂ってると思っていましたが
実際に母親から言われると、かなりショックで。
ショック過ぎて、笑えてきました。笑った後、また泣いて。

ガストに入り、ドリンクバーの真前の席で、3時間ほど泣きながら勉強しました。
持って行ったハンドタオルが、銭湯のマットくらい湿っていました。

※ガストの店員さん、30代女が1人で泣きながらドリンクバー前の席に居座るという、世にも恐ろしい光景をお見せしてすみませんでした。

その後

無事に試験は合格し、資格取得できました。
子供との関係は、11月からコーチング講座を受け、物事の本質や傾聴の大切さを学び、改善されたと思っています。
実際に、子供から「すごい怖いお母さんから、ちょっと優しいお母さんになった」と言われたり、私自身も怒り狂う経験は後にも先にもあの時だけで済んでます。

本当に、ビックリするくらい半年前の私と違う穏やかな心で過ごせてます。
ただ、病気だと言われたことの傷がまだ癒えず、母との心の距離は少しあるように感じます。

まとめ

さて、この出来事は私に何をもたらしてくれたのでしょうか。
私の承認欲は、母に認められたい、愛情を受けたいが根本にあるのかもしれません。
母を頼り過ぎた私、頼られることで承認欲を満たしていた母との関係は共依存なのだと気付きました。

共依存解消のための行動は、また今度お話ししますね。
今日は長文にも関わらず、最後まで呼んでくださり、有難うございます!
それでは、皆様また明日。

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